重賞レース

第22回スパーキングサマーカップ(SII)

2025年8月26日 20:10発走予定

レースガイド RACE GUIDE

2024年からSIII→SIIに昇格し、川崎マイラーズ・京成盃グランドマイラーズが冬期へ移行されたため、大井のサンタアニタトロフィーと合わせて2つしかない牡馬が出走できる夏の古馬マイル重賞。
重賞初制覇を飾る馬あり、7歳以上馬の好走も毎年のようにあり、幅広く楽しめるレース。
近10年は大井所属馬が5勝2着4回3着8回で毎回馬券に絡んでいる点に留意したい。
【1・2着馬にテレ玉杯オーバルスプリント、日本テレビ盃への優先出走権を付与】

コースガイド

4コーナーのポケットから発走し最初のコーナーまで500mあり、さほどハイペースにはなりません。差し馬にとってはカーブがきつい3コーナーでうまく立ち回ることが求められます。

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大井所属馬・7歳以上馬に妙味 マイル重賞またはトライアルレースからの転戦馬に注目

※データは過去10年分(2015~2024年)を対象にした。

1番人気を連軸にしやすそうだが、伏兵にも注意

 1番人気が5勝2着2回(3着無し)で連軸にしやすそうだ。馬券圏外となった1番人気は前走が初重賞制覇だった5歳馬と、全31戦30戦が1,800m以上でマイル経験の乏しい中央から転入4戦目の7歳馬、実績は充分だが5歳牝馬だった。
 2番人気は2勝3着3回、3番人気は1勝2着2回3着2回とまずまずだが、6番人気以下が1勝2着3回3着1回と伏兵の台頭も目立つ。
 尚、1~3番人気が揃って飛んだのは2019年の1回のみで大波乱にはなりにくい。

【単勝人気別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 5 2 0 3 70.0 % 70.0 %
2番人気 2 0 3 5 20.0 % 50.0 %
3番人気 1 2 2 5 30.0 % 50.0 %
4番人気 1 1 1 7 20.0 % 30.0 %
5番人気 0 2 3 6 18.2 % 45.5 %
6番人気以下 1 3 1 77 4.9 % 6.1 %

大井所属馬が断然

 大井所属馬が5勝2着4回3着8回(連対率26%、3着内率50%)と断然。毎年2頭以上が出走し10年中7回は2頭、残る3回は1頭が馬券に絡んでいる。
それでも大井所属馬で1~3着独占はない。船橋所属馬は2勝2着3回3着1回で連対率23%、3着内率28%とこれに続く。
 浦和所属馬は1勝2着2回3着1回で連対率11%、3着内率15%だが地元川崎所属馬は2勝2着1回で連対率8%、3着内率8%と苦戦している。
 尚、他地区からの参戦馬は善戦する事もあるが馬券圏内には届いていない。

【所属別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 5 4 8 17 26.5 % 50.0 %
船橋 2 3 1 15 23.8 % 28.6 %
浦和 1 2 1 22 11.5 % 15.4 %
川崎 2 1 0 31 8.8 % 8.8 %
他地区 0 0 0 18 0.0 % 0.0 %

7歳馬・8歳以上馬に注目

 7歳馬が4勝2着2回3着3回と好成績で、10年中6年で馬券に絡んでいる。7歳馬が馬券に絡まなかったのは2015年・2019年・2022年・2024年の4回だが、この4回は代わりに8歳馬が馬券に絡んできている。
 8歳以上馬は出走頭数も多いものの1勝2着1回3着6回(2・3・5・5・7・7・8・9番人気)と穴に一考。
 4・5歳で馬券に絡んだのは6頭だが、5頭が1~4番人気(残る1頭は7番人気)と力を認められていない馬では厳しい。
 尚、牝馬は逃げた馬が3勝しているが1番人気が1頭、2番人気が2頭で、3番人気以下では馬券圏内には届かない。2024年は2.9倍の1番人気に推されたスピーディキックが5着に敗れている。

【馬齢別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
3歳 0 0 0 1 0.0 % 0.0 %
4歳 1 1 0 8 20.0 % 20.0 %
5歳 1 3 0 21 16.0 % 16.0 %
6歳 3 3 1 23 20.0 % 23.3 %
7歳 4 2 3 23 18.8 % 28.1 %
8歳以上 1 1 6 27 5.7 % 22.9 %
牝馬 3 0 0 10 23.1 % 23.1 %

枠順による有利不利は無し

 勝ち馬は1~8枠全てから出ており、枠順による有利不利はほぼ無い。しいて言えば、2着馬は外枠の方が多いかという程度。

【枠順別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1枠 2 0 0 8 20.0 % 20.0 %
2枠 1 1 0 8 20.0 % 20.0 %
3枠 1 1 1 13 12.5 % 18.8 %
4枠 1 0 3 15 5.3 % 21.1 %
5枠 1 4 0 14 26.3 % 26.3 %
6枠 1 1 3 15 10.0 % 25.0 %
7枠 1 2 2 15 15.0 % 25.0 %
8枠 2 1 1 15 15.8 % 21.1 %

大井マイル重賞か京成盃グランドマイラーズ、トライアルレースからの転戦馬に注目

 7月下旬~8月初旬の大井マイル重賞(サンタアニタトロフィー、2020~2022年はマイルグランプリとして施行)出走馬が1勝2着7回3着5回と断然。内7頭は馬券圏外(4・4・5・6・7・7・10着)から巻き返している。
 京成盃グランドマイラーズ出走馬も3勝2着2回3着5回と負けていない。こちらも4・5・7着からの巻き返しがある。
 もう1つの主軸ローテーションだった川崎マイラーズが1月へ施行時期が変更となり、代わりにここ2年はオープンに格上げされたトライアルレース:スパーキングサマーチャレンジの1・2着馬が1勝2着1回3着2回している。
 最後に、川崎未経験だった6頭を除く24頭中22頭には川崎での連対実績があった事、前走から騎手が替わっていた馬が毎年1~3頭馬券に絡んでいる事を付け加えておく。

ライター:友好春

回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
21 令和6年 フォーヴィスム 牡6 吉原 寛人
20 令和5年 スマイルウィ 牡6 吉原 寛人
19 令和4年 フィールドセンス 牡8 本橋 孝太
18 令和3年 サルサディオーネ 牝7 矢野 貴之
17 令和2年 グレンツェント 牡7 伊藤 裕人
16 令和元年 トキノパイレーツ 牡4 町田 直希
15 平成30年 ウェイトアンドシー セ7 今野 忠成
14 平成29年 ケイアイレオーネ 牡7 的場 文男
13 平成28年 ブルーチッパー 牝6 森 泰斗
12 平成27年 ブルーチッパー 牝5 真島 大輔
11 平成26年 トーセンアレス 牡7 張田 京
10 平成25年 トーセンアドミラル 牡6 川島 正太郎
9 平成24年 クラーベセクレタ 牝4 戸崎 圭太
8 平成23年 ベルモントルパン 牡7 石崎 駿
7 平成22年 ディアーウィッシュ 牡6 今野 忠成
6 平成21年 マルヨフェニックス 牡5 尾島 徹
5 平成20年 ベルモントサンダー 牡7 石崎 駿
4 平成19年 ルースリンド 牡6 内田 博幸
3 平成18年 イシノダンシング 牡6 左海 誠二
2 平成17年 マクロプロトン 牡4 内田 博幸
1 平成16年 ユニークステータス 牡5 張田 京