重賞レース


第16回川崎マイラーズ(SIII)
2024年1月3日 16:35発走予定
レースガイド
新たな競走体系を構築するため2023年度はこれまでの5月に加えて1月にも実施し、年度内に2回の施行することとなる。2024年は1月3日にレースが実施されるため、2023年までの報知オールスターカップに代わり、南関競馬で実施される新年最初の重賞レースとなる。【1・2着馬に京成盃グランドマイラーズ競走への優先出走権を付与】
コースガイド
4コーナーのポケットから発走し最初のコーナーまで500mあり、さほどハイペースにはなりません。差し馬にとってはカーブがきつい3コーナーでうまく立ち回ることが求められます。
大井所属の重賞実績馬が軸、2枠4枠に要注意
※データは過去10年分(2014~2023年、5月実施時)を対象にした。
伏兵の台頭に注意
三連単万馬券決着が6回、1~4番人気で3着内を独占したのは3回。
単勝1番人気は4勝2着1回3着1回でまずまず信頼出来るが、2~4番人気は一長一短。
6番人気以下の馬が1勝2着4回3着3回、さらに5番人気馬も含めると半数近い14頭が馬券に絡んでおり伏兵の台頭には十分注意したい。
【単勝人気別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4 | 1 | 1 | 4 | 50.0 % | 60.0 % |
2番人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 20.0 % | 30.0 % |
3番人気 | 0 | 3 | 1 | 6 | 30.0 % | 40.0 % |
4番人気 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0 % | 30.0 % |
5番人気 | 2 | 1 | 3 | 4 | 30.0 % | 60.0 % |
6番人気以下 | 1 | 4 | 3 | 69 | 6.5 % | 10.4 % |
大井所属馬を中心視
大井所属馬が2019年の1~3着独占を始め、2016年以外は毎年3着内に1頭以上絡んでおり、4勝2着6回3着5回、連対率29%、複勝率44%なら馬券の中心として考えたい。尚、2018年2着オメガヴェンデッタと2023年3着デュードヴァン以外は重賞勝ちの実績があった。
船橋所属馬と浦和所属馬は共に複勝率19%だが、浦和所属馬で4勝2着1回3着はゼロ。浦和所属馬を買うなら連軸とするのが良さそう。
地元川崎所属馬は2022年こそワンツーを決めたが、それ以外では3着3頭と振るわない。馬券に絡んだ5頭は全て4・5歳馬で、活きの良い馬が出走してくれば注意したい。
【所属別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
大井 | 4 | 6 | 5 | 19 | 29.4 % | 44.1 % |
船橋 | 1 | 2 | 2 | 21 | 11.5 % | 19.2 % |
浦和 | 4 | 1 | 0 | 21 | 19.2 % | 19.2 % |
川崎 | 1 | 1 | 3 | 36 | 4.9 % | 12.2 % |
5歳馬VS4・6歳馬が好成績
5歳馬が4勝2着2回3着2回と頭1つ抜け出しているが、4歳馬・6歳馬もこれに劣らない。
7歳馬は3勝2着1回と一発の魅力を秘める。
牝馬は10頭が参戦しているものの、女傑クラーベセクレタ(2013年3着)を最後にここ10年では馬券に絡めていない。
【馬齢別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 1 | 3 | 2 | 16 | 18.2 % | 27.3 % |
5歳 | 4 | 2 | 2 | 15 | 26.1 % | 34.8 % |
6歳 | 2 | 2 | 2 | 15 | 19.0 % | 28.6 % |
7歳 | 3 | 1 | 0 | 22 | 15.4 % | 15.4 % |
8歳以上 | 0 | 2 | 4 | 29 | 5.7 % | 17.1 % |
2枠が断然。4枠も押さえておきたい
川崎1,600mは1コーナーまでの距離が長く、ペースが鍵となるが
逃げ馬が3勝2着1回3着1回、2番手の馬が2勝2着4回と健闘している。
加えて鍵となってくるのが枠順で、2枠が2勝2着4回3着2回と複勝率80%と特筆すべきものになっている。
一方4枠も3勝2着2回3着2回(1・1・5・5・8・8・8番人気)と人気に関わらず押さえておきたい。
【枠順別成績】(過去10回)
1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 連対率 | 複勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0 % | 30.0 % |
2枠 | 2 | 4 | 2 | 2 | 60.0 % | 80.0 % |
3枠 | 1 | 0 | 0 | 14 | 6.7 % | 6.7 % |
4枠 | 3 | 2 | 2 | 9 | 31.3 % | 43.8 % |
5枠 | 0 | 0 | 3 | 14 | 0.0 % | 17.6 % |
6枠 | 1 | 1 | 0 | 17 | 10.5 % | 10.5 % |
7枠 | 0 | 2 | 2 | 16 | 10.0 % | 20.0 % |
8枠 | 1 | 1 | 0 | 18 | 10.0 % | 10.0 % |
ローテーションは多彩、重賞勝ち実績馬に注目
5月開催時はフジノウェーブ記念(2~3月・大井1400m)、ブリリアントカップ(4月・大井1800m)出走馬や、近2走内に1500~1600mのオープン特別を優勝していた馬が数多く馬券に絡んでいた。
また近3年は1つ前の開催で行われたスパーキングマイラーズチャレンジの勝ち馬が1・1・3着。
それに加えて、前走ダートグレード競走を使っていた馬が巻き返すケースが見られた。
川崎初参戦だった馬が3勝2着2着1回3着1回、川崎2回目の馬も2勝2着3回3着2回と順応しており、コース経験は不問。
2016年を除き毎年重賞勝ち実績馬(計18頭)が馬券に絡んでおり、近走不振で人気を落としていてもその実力を見直す必要があった。
今回から正月開催時での実施となるが、12月開催の神奈川記念(1600m)、勝島王冠(大井・1800m)、ゴールドカップ(浦和・1400m)からの転戦馬、特に重賞勝ち実績馬に注目してみたい。
ライター:友好春
回数 | 施行年 | 馬名 | 性・年齢 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
15 | 令和5年 | アイウォール | 牡4 | 森 泰斗 |
14 | 令和4年 | ファルコンビーク | 牡5 | 本田 正重 |
13 | 令和3年 | モジアナフレイバー | 牡6 | 真島 大輔 |
12 | 令和2年 | グレンツェント | 牡7 | 森 泰斗 |
11 | 令和元年 | キャプテンキング | 牡5 | 坂井 英光 |
10 | 平成30年 | ウェイトアンドシー | セ7 | 今野 忠成 |
9 | 平成29年 | リアライズリンクス | 牡7 | 的場 文男 |
8 | 平成28年 | モンサンカノープス | 牡5 | 矢野 貴之 |
7 | 平成27年 | ソルテ | 牡5 | 吉原 寛人 |
6 | 平成26年 | サトノタイガー | 牡6 | 町田 直希 |
5 | 平成25年 | スマートジョーカー | 牡6 | 御神本 訓史 |
4 | 平成24年 | カキツバタロイヤル | 牡6 | 石崎 駿 |
3 | 平成23年 | ザッハーマイン | 牝6 | 的場 文男 |
2 | 平成22年 | イーグルショウ | 牡6 | 坂井 英光 |
1 | 平成21年 | ノースダンデー | 牡4 | 左海 誠二 |