重賞レース

第59回関東オークス(JpnII)

  • 2023年6月14日 20:10発走予定
4.関東オークス

レースガイドRACE GUIDE

南関東牝馬三冠の最終戦で3歳牝馬戦線唯一のダートグレード競走。2013年から10年連続でJRA所属馬が制している。2019年から2022年の間4年連続して2冠牝馬が3冠目を掛けて出走しているがいずれもJRA勢に阻まれている。しかし4頭すべてが馬券に絡んでおり、南関東で牝馬2冠を取れる実力があればJRA勢と互角に勝負出来ることも示している。【1着、2着馬にスパーキングレディーカップJpnIII、1着馬にジャパンダートダービーJpnIへの優先出走権を付与(いずれも地方所属馬のみ)】

コースガイドCOURSE GUIDE

2コーナーの出口から発走し、コーナーを6回まわります。2周目の向正面でペースが上がったときに、離されずについていくことができるか。騎手のペース判断も重要になります。

2100m
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JRA所属馬が断然も、割って入る地方所属馬

※データは過去10年分(2013~2022年)を対象にした。

■1・2番人気のいずれかを軸に上位人気馬中心

1番人気馬が3勝2着2回3着2回、2番人気馬が4勝2着1回3着2回。
昨年は3着だったものの、2022年・2018年を除けばいずれかが必ず連対しており馬券の軸に考えたい。
1・2番人気が揃って連を外した2018年はJRA1勝馬が2頭出走していた(それ以外は全て2勝以上馬が出走)
10回中7回は1~3番人気が3着内に2頭来ており、上位人気馬を信頼したい。しかし1~3番人気でのワンツーは3回に留まり、一捻りが必要。

【単勝人気別成績】(過去10回)

1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 3 2 2 3 50.0% 70.0%
2番人気 4 1 2 3 50.0% 70.0%
3番人気 0 1 3 6 10.0% 40.0%
4番人気 2 2 0 6 40.0% 40.0%
5番人気 0 3 1 6 30.0% 40.0%
6番人気以下 1 1 2 78 2.4% 4.9%

■JRA勢が断然も、地方所属馬が割って入る

JRA所属馬が10勝2着5回3着5回と出走40頭の半分が馬券絡みと断然。
但し1~3着独占は2013年の1回のみで、残る9回では地方所属馬が馬券に絡んでいる。
地方所属馬の優勝は2012年アスカリーブルが最後で、ここ10年はJRA所属馬が優勝している。
南関東以外の地方所属馬は2014年2着のトーコーニーケのみ。
基本的には南関東所属馬から2・3着候補をうまく選びたい。
尚、浦和:小久保智厩舎は4頭が出走し2着1回3着2回12着1回と出走してきた場合は要注意だ。

【所属別成績】(過去10回)

1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 0 0 2 12 0.0% 14.3%
船橋 0 2 0 20 9.1% 9.1%
浦和 0 1 3 3 14.3% 57.1%
川崎 0 1 0 22 4.3% 4.3%
他地区 0 1 0 25 3.8% 3.8%
JRA 10 5 5 20 37.5% 50.0%

■外目の枠が優勢

3歳牝馬には経験が少ない長距離戦ゆえに、ペースが緩む事が多いため枠順による有利不利は少ないが、動き出したい時に動けなくなる恐れのある内枠より外目の枠の方が優勢。
過去10年5~8枠が必ず連対しており、迷ったら外枠を選ぶのも一考。
特に5枠は4勝2着4回で連対率40%で目が離せない。

【枠順別成績】(過去10回)

1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1枠 0 0 3 7 0.0% 30.0%
2枠 1 0 0 9 10.0% 10.0%
3枠 0 1 1 12 7.1% 14.3%
4枠 1 0 3 14 5.6% 22.2%
5枠 4 4 0 12 40.0% 40.0%
6枠 0 2 2 16 10.0% 20.0%
7枠 1 2 1 16 15.0% 20.0%
8枠 3 1 0 16 20.0% 20.0%

■JRA勢はダート適性で、地方勢は重賞実績馬から

2018年の地元川崎:ゴールドパテックを除く29頭中26頭が川崎コース初出走。残る3頭も川崎では1戦のみとコース経験は問わない。
しかし距離に関しては中央所属馬、地方所属馬共に近2走が共に1,600m未満だった馬は皆無で、距離経験は重視したい。
JRA所属馬は前走ダートオープンが7頭(全て6着以内)、兵庫チャンピオンシップが4頭(全て3着)、残る9頭は3歳1勝クラス(旧500万下)が7頭、優駿牝馬1頭、スイートピーS1頭(ダート経験無し)だが前走が芝コースだった2頭を除く18頭はダートでの3着内率が50%以上、更に16頭はダート連対率50%以上であった。
尚、前走3角を10番手以降で通過していたJRA所属馬は10頭が参戦してきたが、2016年タイニーダンサー1着があるのみ。JRA所属馬はダート適性を中心に先行力のある馬からと考えるのがベター。
地方所属馬は、10頭中7頭が東京プリンセス賞出走(6頭が同レース3着以内、残る1頭は中央から転入後4戦目)と中心視。また、馬券に絡んだ10頭中9頭は2歳時を含め重賞勝ち実績があった。

ライター:友好春

 

回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
58 令和4年 グランブリッジ 牝3 福永 祐一
57 令和3年 ウェルドーン 牝3 武 豊
56 令和2年 レーヌブランシュ 牝3 松山 弘平
55 令和元年 ラインカリーナ 牝3 武藤 雅
54 平成30年 ハービンマオ 牝3 松岡 正海
53 平成29年 クイーンマンボ 牝3 C.ルメール
52 平成28年 タイニーダンサー 牝3 戸崎 圭太
51 平成27年 ホワイトフーガ 牝3 大野 拓弥
50 平成26年 エスメラルディーナ 牝3 C.ウィリアムズ
49 平成25年 アムールポエジー 牝3 岩田 康誠
48 平成24年 アスカリーブル 牝3 今野 忠成
47 平成23年 カラフルデイズ 牝3 岩田 康誠
46 平成22年 シンメイフジ 牝3 内田 博幸
45 平成21年 ラヴェリータ 牝3 岩田 康誠
44 平成20年 ユキチャン 牝3 武 豊
43 平成19年 ホワイトメロディー 牝3 安藤 勝己
42 平成18年 チャームアスリープ 牝3 内田 博幸
41 平成17年 テンセイフジ 牝3 石崎 駿
40 平成16年 トーセンジョウオー 牝3 蛯名 正義
39 平成15年 レマーズガール 牝3 武 豊
38 平成14年 サクラヴィクトリア 牝3 蛯名 正義
37 平成13年 マイニングレディ 牝3 柴田 善臣
36 平成12年 プリエミネンス 牝4 柴田 善臣
35 平成11年 ヤマノリアル 牝4 張田 京
34 平成10年 シバノコトエ 牝4 秋田 実
33 平成9年 シルバーアクト 牝4 石崎 隆之
32 平成8年 タカミブリティ 牝4 石崎 隆之
31 平成7年 ヘイワンリーフ 牝4 桑島 孝春
30 平成6年 ケーエフネプチユン 牝4 矢内 博
29 平成5年 ホワイトアリーナ 牝4 桑島 孝春
28 平成4年 マテイス 牝4 佐々木 竹見
27 平成3年 マウントグローリ 牝4 的場 文男
26 平成2年 フジノパツサー 牝4 本間 茂
25 平成元年 クインスワロー 牝4 桑島 孝春
24 昭和63年 タケシバロツク 牝4 松代 眞
23 昭和62年 スイフトターフ 牝4 桑島 孝春
22 昭和61年 ハルナオーギ 牝4 小林 真治
21 昭和60年 ハナブサクイン 牝4 佐々木 忠昭
20 昭和59年 グレイスタイザン 牝4 森下 博
19 昭和58年 ガールライヒ 牝4 秋田 実
18 昭和57年 ニシノヤクイン 牝4 岩本 実
17 昭和56年 テスコフアイヤー 牝4 木村 騎一
16 昭和55年 タイホウジエミー 牝4 高橋 三郎
15 昭和54年 シヤドウ 牝4 橘 真樹
14 昭和53年 エースライン 牝4 田部 和廣
13 昭和52年 サギヌマグツドリー 牝4 成田 清輔
12 昭和51年 エンダーペリー 牝4 渡辺 市郎
11 昭和50年 ミツドウエー 牝4 橘 真樹
10 昭和49年 ミサトクイン 牝4 赤間 清松
9 昭和48年 オーナーズミカサ 牝4 渡辺 市郎
8 昭和47年 ヒメオール 牝4 中之丸 忠義
7 昭和46年 タニノカツヒメ 牝4 内野 健二
6 昭和45年 チヤイナセブン 牝4 角田 次男
5 昭和44年 エビフジ 牝4 高橋 三郎
4 昭和43年 フアエトン 牝4 木村 和男
3 昭和42年 ローレライ 牝4 木村 和男
2 昭和41年 オリコ 牝4 佐々木 竹見
1 昭和40年 スターコキトール 牝4 高橋 三郎