重賞レース

第26回クラウンカップ(SIII)

  • 2023年4月5日 20:10発走予定
1.クラウンカップ

レースガイドRACE GUIDE

南関東の2023年度最初の重賞レース。勢力図が出来上がっていないこの時期の3歳戦ということもあり人気通りに決着しないことも多く、1番人気が勝利したのも過去10年で1回のみで人気薄の好走も目立つ。椿賞がトライアルレースとなった2020年以降は、同レースの勝馬が3年連続でこのレースも制している。【1着馬に羽田盃への優先出走権を付与】

コースガイドCOURSE GUIDE

4コーナーのポケットから発走し最初のコーナーまで500mあり、さほどハイペースにはなりません。差し馬にとってはカーブがきつい3コーナーでうまく立ち回ることが求められます。

1600m
  • 分析レポート
    分析
    レポート
  • 参考レース
    参考
    レース
  • 重賞直前情報
    重賞
    直前情報
  • レースレポート
    レース
    レポート
  • 歴代優勝馬
    歴代
    優勝馬

クラシックへの切符を求める波乱の3歳重賞は穴党の出番

※データは過去10年分(2013~2022年)を対象にした。

■8回で三連単3万円以上、人気薄を如何に拾えるかが鍵

1~5番人気馬が揃って、2勝以下・連対率30%以下、複勝率40%以下と信頼に足りない。2021年が1~3番人気、2019年が2~4番人気で決まった以外は、1~3番人気から2頭が3着内となった事はなく、6番人気以下が激走している。前述の2例以外の8年は三連単の配当が3万円以上、2015年は618万3360円と人気薄を如何に拾えるかが鍵となる。

【単勝人気別成績】(過去10回)

1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
1番人気 1 2 1 6 30.0% 40.0%
2番人気 2 1 0 7 30.0% 30.0%
3番人気 1 1 2 6 20.0% 40.0%
4番人気 2 0 1 7 20.0% 30.0%
5番人気 2 1 1 6 30.0% 40.0%
6番人気以下 2 5 5 71 8.4% 14.5%

■近年の傾向は人気に推された船橋所属馬だが、大井・川崎の人気薄も一考

船橋所属馬が4勝2着7回3着1回と抜けている。近5年連続で6頭馬券に絡んでいるが、1・2・2・3・3・5番番人気だった。
続くのは浦和所属馬で4勝3着2回。これは全て近6年のもので、1・2・3・4・5・7番人気。
上位人気馬から選ぶなら船橋所属馬か浦和所属馬となる。
大井所属馬の1~3番人気は全て着外で、10年で勝ち馬は無いが5・10・10・12番人気の4頭が馬券絡み。人気薄から穴馬を探したい。
地元川崎所属馬は出走頭数が多い割に2勝2着2回3着4回と今1つだが、1・3・4・8・8・9・11・12番人気と両極端。こちらも穴馬に注意したい。

【所属別成績】(過去10回)

1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
大井 0 1 3 20 4.2% 16.7%
船橋 4 7 1 23 31.4% 34.3%
浦和 4 0 2 23 13.8% 20.7%
川崎 2 2 4 37 8.9% 17.8%

■断然牡馬

牝馬は10頭が参戦し、2016年3戦全勝で挑んだディーズプリモの3着があるのみ。
一線級は直前に行われている桜花賞に参戦している事が多く、余程の事がない限り厳しい。

【性別成績】(過去10回)

1着 2着 3着 着外 連対率 複勝率
牡馬 10 10 9 94 16.3% 23.6%
牝馬 0 0 1 9 0.0% 10.0%

■枠順による有利不利は無い

6枠が3勝2着1回3着3回と頭1つ抜けているが、両隣の5・7枠が1勝3着1回止まりで信頼するには至らない。
枠順による有利不利は無いと考えて良いだろう。

【枠順別成績】(過去10回)

1着 2着 3着 着外 連対率 連複率
1枠 0 2 1 7 20.0% 30.0%
2枠 1 1 1 6 22.2% 33.3%
3枠 2 1 1 13 17.6% 23.5%
4枠 2 2 1 14 21.1% 26.3%
5枠 1 0 1 17 5.3% 10.5%
6枠 3 1 3 12 21.1% 36.8%
7枠 1 0 1 18 5.0% 10.0%
8枠 0 3 1 16 15.0% 20.0%

■近4年は椿賞勝ち馬が連勝も、重賞参戦馬の巻き返しに注意

2018年から同じ川崎1600mを舞台としたつばき賞(2020年からは椿賞)がトライアルレースとなり、近4年はその勝ち馬がこのレースで勝利を飾り、2着馬も2頭が再度2着になっている。
京浜盃出走組も3勝2着1回3着5回と好相性。3・4・6・7・8・10・11・12・12着からの巻き返しで警戒が必要だ。
雲取賞出走組は1勝止まりも2着6回3着4回と紐に一考。
ニューイヤーカップ出走組は3勝2着4回3着2回。三連単618万・21万と大荒れの1・2着馬4頭はニューイヤーカップ出走組だった。ちなみに同レースで2着だった4頭は全て馬券に絡んでいる。
穴馬を探す際に注意したいのは、近2走で4着以内がなかったのは2018年1着スプリングマン1頭のみで大敗続きからの一変は難しい。
最後に、前走から騎手が替わった馬が毎年馬券に絡んでおり、8勝2着3回3着6回で計17頭もいる事を付け加えておく。

ライター:友好春

 

回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
25 令和4年 フレールフィーユ 牡3 和田 譲治
24 令和3年 ジョエル 牡3 張田 昂
23 令和2年 ウタマロ 牡3 酒井 忍
22 令和元年 ホールドユアハンド 牡3 戸崎 圭太
21 平成30年 スプリングマン 牡3 左海 誠二
20 平成29年 ローズジュレップ 牡3 吉原 寛人
19 平成28年 ガーニーフラップ 牡3 的場 文男
18 平成27年 ウインバローラス 牡3 柴田 大知
17 平成26年 ワタリキングオー 牡3 的場 文男
16 平成25年 アメイジア 牡3 吉原 寛人
15 平成24年 キタサンツバサ 牡3 繁田 健一
14 平成23年 ナターレ 牝3 的場 文男
13 平成22年 ポシビリテ 牡3 松岡 正海
12 平成21年 サイレントスタメン 牡3 金子 正彦
11 平成20年 モエレラッキー 牡3 張田 京
10 平成19年 エスプリベン 牡3 今野 忠成
9 平成18年 サンキューウィン セ3 左海 誠二
8 平成17年 ブラウンコマンダー 牡3 張田 京
7 平成16年 ブルーローレンス 牡3 的場 文男
6 平成15年 ウィンブロー 牡3 石崎 隆之
5 平成14年 キングセイバー 牡3 酒井 忍
4 平成13年 シングルトラック 牡3 堀 千亜樹
3 平成12年 ピーエムカイザー 牡4 佐藤 隆
2 平成11年 キタノダイマジン 牡4 桑島 孝春
1 平成10年 ハードサインカラー 牡4 佐々木 竹見