重賞レース

第22回 ホクトベガメモリアル スパーキングレディーカップ(JpnIII)

2018年7月5日

レースガイド RACE GUIDE

3歳以上牝馬による中央との交流JpnIII。関東オークス(JpnII)など同世代同士で戦ってきた3歳牝馬がはじめて古馬に挑むケースも多い。昨年はアンジュデジールが3歳として8年ぶりに勝ち、冠名にあるホクトベガの主戦だった横山典弘騎手が当レース初制覇を果たし話題となった。【地方所属の1着馬にレディスプレリュードの優先出走権を付与】

コースガイド

4コーナーのポケットから発走し最初のコーナーまで500mあり、さほどハイペースにはなりません。差し馬にとってはカーブがきつい3コーナーでうまく立ち回ることが求められます。

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前哨戦で好成績の馬を信頼

※データは過去10回分(08〜17年)を対象にした。

上位人気馬がとにかく強い

【単勝人気別成績】(過去10回)

  1着 2着 3着 着外
1番人気 4 1 3 2
2番人気 3 3 3 1
3番人気 1 3 2 4
4番人気 2 3 0 5
5番人気 0 0 1 9
6番人気 0 0 0 10
7番人気 0 0 1 9
8~14番人気 0 0 0 51

 

  勝率(%) 連対率(%) 複勝率(%)
1番人気 40.0 50.0 80.0
2番人気 30.0 60.0 90.0
3番人気 10.0 40.0 60.0
4番人気 20.0 50.0 50.0
5番人気 0 0 10.0
6番人気 0 0 0
7番人気 0 0 10.0
8~14番人気 0 0 0

 

単勝1〜4番人気のうちの3頭で決まったのが8回と、上位人気馬が順当な成績を収めている。地方馬で3着以内に入った5頭はすべて南関東勢(浦和1頭、船橋、大井各2頭)で、うち4頭は4番人気以内だった。14年3着マイネエレーナ(浦和)の7番人気が、馬券に絡んだ最低人気となっている。

JRA勢が強いが近2回は地方馬も健闘

所属別では、地方の1勝、2着3回、3着1回に対し、JRAが【9・7・9・14】と圧倒している。ただし、近2回では、地方馬が連続して2着に好走。16年ブルーチッパー(川崎)、17年ララベル(大井)とも4月のマリーンカップ(船橋・JpnIII)でも2着に入っていた。

JRA馬では4歳が好成績

年齢別では、7歳以上がやや不振だが、複勝率でみると世代差はさほどない。なおJRA所属馬に限れば、出走数は4頭と少ないものの、4歳はすべて馬券対象になっている。

【年齢別成績】
(過去10回、カッコ内はJRA所属馬の数字)

  1着 2着 3着 着外
3歳 2(2) 1(1) 2(2) 13(3)
4歳 2(2) 1(0) 2(2) 18(0)
5歳 5(5) 4(3) 1(1) 29(6)
6歳 0(0) 3(2) 4(3) 16(3)
7歳以上 1(0) 1(1) 1(1) 15(2)

 

  勝率(%) 連対率(%) 複勝率(%)
3歳 11.1(25.0) 16.7(37.5) 27.8(62.5)
4歳 8.7(50.0) 13.0(50.0) 21.7(100.0)
5歳 12.8(33.3) 23.1(53.3) 25.6(60.0)
6歳 0.0(0.0) 13.0(25.0) 30.4(62.5)
7歳以上 5.6(0.0) 11.1(25.0) 16.7(50.0)

マリーンカップの結果を注視

【マリーンカップ1~3着馬の成績】(過去10回)

同年マリーンC着順 1着馬 2着馬 3着馬
2017年 4着 2着(地) 不出走(地)
2016年 4着 2着(地) 不出走(地)
2015年 3着 1着 不出走
2014年 不出走 5着 4着(地)
2013年 1着 3着 不出走
2012年 3着 2着(地) 11着
2011年 マリーンC実施されず
2010年 2着 1着 不出走(地)
2009年 3着 不出走 6着
2008年 2着 5着 不出走

※(地)は地方馬


古馬の重要ステップはマリーンカップ(船橋・JpnIII)。同レースの1、2着馬が出走してきたときは【3・5・4・4】と信頼できる。着外になった4頭のうち、16、17年は、マリーンカップで地方馬が2、3着、14年は同3着に入線しているという共通項があった。今年のマリーンカップはJRA勢の上位独占。なお、マリーンカップで3着以下の馬が馬券に絡んだのは、4着から巻き返して3着だった17年タイニーダンサー(JRA)のみ。
また、地方馬限定の前哨戦・しらさぎ賞(浦和)組は、基本的に1着馬のみ通用する可能性がある。

3歳馬は関東オークス1、2着から

3歳馬の重要ステップは、関東オークス(川崎・JpnII)。馬券対象となるのは1、2着馬のみで、出走してきたときは、2勝、3着1回(着外1回)とまずまず。その他では、ユニコーンステークス(東京・GIII)組も3頭中2頭が馬券に絡んでいる。
なお、地方の3歳馬は1頭も3着以内に入っていないが、関東オークス連対馬(12年1着アスカリーブルなど5頭)はいずれも不出走だったためと考えられる。

ライター: 栗田勇人

金子正彦

金子正彦

1962年11月12日 神奈川県出身。
1979年に川崎競馬で騎手デビューし16,482戦1,227勝を挙げて2017年3月に引退。重賞勝ちは東京ダービー(サイレントスタメン)、浦和記念(モエレトレジャー)、桜花賞(ミライ)、ハイセイコー記念(ソルテ)など11勝。
引退後は競馬ブック南関東版でコラム、週刊競馬ブックにて重賞回顧等を執筆。

中川明美

中川明美

競馬ブック南関東担当記者。
新聞紙面にてコラム『南関こんしぇるじゅ』、週刊競馬ブックで『NANKAN通信』、競馬ブックWEBにて『南関あらうんど』等を執筆。週刊競馬ブック南関東S重賞本誌担当。
グリーンチャンネルにて『アタック地方競馬』『ダート競馬JAPAN』に出演中。

プロフィール_2

第22回スパーキングレディカップ(JpnⅢ) (ホクトベガメモリアル)

南関東所属の注目馬

●ラーゴブルー (牝4歳 川崎・内田勝義厩舎)

ラーゴブルー
写真:真鍋元

中央時代は芝を使われ未勝利。膝に熱をもつなど体質の弱い面があって力を出し切れずにいた。
昨年末に南関東に移籍するとC1クラスからスタートして5連勝。準重賞ティアラカップに参戦し2着。続くしらさぎ賞では52キロの軽量だったとはいえ、激しい先行争いをイン3番手で見ながら4コーナーでは馬1頭分あるかの狭いところをこじ開けるかたちで伸びてくる勝負根性には驚かされた。

「奥手のタイプだからこれからの馬。地元川崎のマイルはベストな舞台だし、血統通りポテンシャルが高い馬だから中央馬相手でも互角に戦えるだろう」と内田調教師。

姉はジャパンカップや宝塚記念で2着しているデニムアンドルビー、弟に今年の皐月賞5着し日本ダービーにも出走したキタノコマンドールという血統。

しらさぎ賞のあとはノーザンファーム天栄に移動して乗り込まれ、5月後半に外厩のミッドウェーファームに戻ってきた。

「冬から春は厳しいローテーションでレースを使ってきたのでいい意味でリフレッシュできたと思います。まだキャリアの浅い馬ですしこれまでは単走で追っていたんですが、今回は馬体も増えていたのでブランシェクールと併せ馬をして仕上げました」とミッドウェーファームの高木調教主任。

わずか7ヶ月の間にC1クラスから6戦連対パーフェクトで駆け上がりスピード出世。今回は斤量が55キロになるが、まだ底を見せていないレースぶりからも期待は大きい。

●ブランシェクール (牝5歳 大井・藤田輝信厩舎)

ブランシェクール
写真:真鍋元

今年1月のTCK女王盃では外々から長くいい脚を使って迫り2着。その後、南関東に移籍し5月の準重賞が転入緒戦。

「転入戦でもあり、目標のスパーキングレディーカップに向けて川崎マイルを使って慣らそうという目的もあった。勝った馬は強かったが食らいついていったし、あと100mあったら結果が違っていたかもしれないレースぶり。不安材料だった輸送やゲートも克服してくれた。今のデキは9割以上にまで上がっているし、休み明けをひと叩きしたこと、川崎コースを経験したことはプラス材料になるはず」と藤田調教師。
勝ち馬キングガンズラングは次のレースで京成盃グランドマイラーズを制している。

「実績を考えるともっと走っていいのかもしれません。気性的にムラな面はありますが、背中のいい馬。馬体的に良くなる余地はありますね。距離はもっとあってもレースができそう」
転入戦で感触をつかんだ御神本騎手。

前走での経験や、ひと叩きされた上積み、何より牝馬ダートグレードでの実績。さらには外厩ミッドウェーファームで前走より負荷を掛けた調整をしたことで馬体面が充実。勝機は手の届くところにある。

●ラインハート (牝7歳 大井・月岡健二厩舎)

ラインハート
写真:真鍋元

6歳秋に中央から転入し、緒戦のJBCレディスクラシックでは8番人気ながら直線外から末脚炸裂して3着に迫った。クイーン賞、TCK女王盃でも待機策から弾け、切れ脚を武器に牝馬ダートグレードで善戦を重ねている。

3月には名古屋大賞典に遠征。マイナス15キロと大幅に馬体重が減っていた上にカラ馬による不利もあってダメージは大きかったが、前走の川崎マイラーズではプラス20キロと馬体重を戻した。
しかし川崎マイラーズ当日は前残りのレースが続いた馬場で、後方待機策の馬にとっては不利な条件。
「川崎マイラーズは流れが合わず10着大敗。その結果を見ると強気なことは言えないが、今回は中央馬が入って前走とはペースも違うはず。体調面での不安材料はないので切れ脚を生かせる展開になってほしい」と月岡調教師。

脚質を考えれば広いコース向きで、小回りの川崎コースは得意とは言い難いが、中央馬が入ってペースが速まれば、切れ脚が嵌まる出番も。

●オルキスリアン(牝5歳 船橋・張田京厩舎)

オルキスリアン
写真:真鍋元

母アクレイジアは2004年の関東オークス、ジャパンダートダービーを2着した砂の強者。母の母は川崎から誕生した伝説の名牝ロジータで、その孫に当たる血統。祖母ゆずりの気の強さは武器であり、初めてダートグレード挑戦だった4月のマリーンカップではアンジュデジールが逃げる展開のなか中団から切れて5着と地方馬最先着の走りを見せた。今回はマリーンカップ上位4頭不在でもあり、「ここに照準を合わせて調整してきた」(張田調教師)と浮上のチャンス。

中央からの出走馬

●オウケンビリーヴ(牝5歳 JRA・安田隆行厩舎)

オウケンビリーブ
写真:フォトチェスナット

4歳になって芝からダートへと路線変更。ダートでは1200m戦しか経験していない。初めての地方参戦となり、初ナイター、牝馬ダートグレードと未知数な部分も多いが、小回りの川崎コースでは案外短距離馬が好走することもあり、ルメール騎手の手綱とあっては軽視できない。

●ラビットラン(牝4歳 JRA・角居勝彦厩舎)

ラビットラン
写真:真鍋元

昨年のローズステークスを直線一気で豪快に勝ち、秋華賞でも4着と実績は申し分ない。ダート戦は久しぶりになるが父タビットのダート血統で適性は十分あるだろう。デビューから3戦はダートを走り、新馬戦では7馬身差をつけて圧勝。先行馬有利な川崎コースで57キロを背負うハンデが鍵になるが、ダートに舞台を戻して復活を目指す。

●リエノテソーロ (牝4歳 JRA・武井亮厩舎)

リエノテソーロ
写真:真鍋元

デビューから2戦は芝で連闘勝ち。3戦目の門別・エーデルワイス賞参戦では5馬身圧勝し、続く年全日本2歳優駿でも3馬身差を突き放して優勝。この時の4着馬がのちに地方競馬年度代表馬となるヒガシウィルウィンだった。その後はNHKマイルカップで追い込んで2着するなど芝、ダート二刀流。全日本2歳優駿以来、勝ち星を手にできていないが、再びの川崎マイルを舞台に殻を破る。

●ワンミリオンス(牝5歳 JRA・小崎憲厩舎)

ワンミリオンス
写真:真鍋元

デビューから一貫してダートを走り(1戦のみ芝)、1000万下、準オープンと連勝で駆け上がってダートグレード挑戦となったTCK女王盃、エンプレス杯も連勝。短距離を使ってきた距離への懸念も払拭して幅広い対応力を見せた。その後は捻挫等のアクシデントもあったが、JBCレディスクラシック4着するなど世代交代の波に乗った。前走のアハルテケステークスでは東京1600mでゴール前やや甘くなって5着も、勝ち馬サンライズノヴァにコンマ6秒差の競馬。地力も付けて牝馬同士のダートの闘いでは実績、存在感共に一枚上。

金子正彦

金子正彦

1962年11月12日 神奈川県出身。
1979年に川崎競馬で騎手デビューし16,482戦1,227勝を挙げて2017年3月に引退。重賞勝ちは東京ダービー(サイレントスタメン)、浦和記念(モエレトレジャー)、桜花賞(ミライ)、ハイセイコー記念(ソルテ)など11勝。
引退後は競馬ブック南関東版でコラム、週刊競馬ブックにて重賞回顧等を執筆。

中川明美

中川明美

競馬ブック南関東担当記者。
新聞紙面にてコラム『南関こんしぇるじゅ』、週刊競馬ブックで『NANKAN通信』、競馬ブックWEBにて『南関あらうんど』等を執筆。週刊競馬ブック南関東S重賞本誌担当。
グリーンチャンネルにて『アタック地方競馬』『ダート競馬JAPAN』に出演中。

プロフィール_2

ダート2歳チャンピオンが川崎で復活

180705スパーキングレディーカップゴール
写真:真鍋元

牝馬ダートグレード夏の女王の座をかけた第22回スパーキングレディーカップ。
クイーンマンボやアンジュデジールといった牝馬トップホースは不在だったが砂で再起を目指すJRA実績馬が揃った。対する地方馬はグランダム・ジャパン2018古馬シーズンの一戦ながら他地区からの参戦はなかったものの、世代交代を遂げた南関東牝馬の中でも上昇著しい実力馬たちが出走。単勝ひと桁台が6頭と人気が割れ、上位拮抗する混戦ムードが漂った。

この日の川崎はパサパサに砂が乾いた力のいる馬場。
バラついたスタートとなり、内枠からリエノテソーロが先頭をうかがうも、外からオルキスリアンがハナを主張。ラインハート、オウケンビリーヴはいつもより前目の好位を位置取る。
向正面に入ると流れが急に速まり、レースは縦長状態。3コーナー過ぎではラビットラン、オウケンビリーヴの仕掛けに合わせるように2番手にいたリエノテソーロが先頭に立つと、直線猛追するオウケンビリーヴを半馬身振り切ってゴール。実績ある中央馬が1~4着までを占めるかたちになった。
タイムは1分40秒8。上がり3ハロンは38秒5。

180705スパーキングレディーカップ口取り写真
写真:若松亮太

1着 リエノテソーロ

道中は2番手で折り合い、後続の出方を待つ。4コーナー手前で早め先頭に立つと手応えは十分。直線も脚いろ衰えることなく危なげない勝利だった。
久々のダート戦で2歳ダートチャンプが見事復活を遂げた。2016年12月の全日本2歳優駿以来うれしい勝ち星。川崎コースではこれで2戦2勝と相性抜群だ。メンタル面を強化する調教が功を奏したレース内容で牝馬ダートグレード戦線に名乗りをあげ、JRA京都を舞台に行われるJBCレディスクラシック(11月4日)を目標に掲げた。

<武井亮調教師>
元々2歳でチャンピオンになった素晴らしい力を持った馬なんですがその後は結果を出させることができず苦しかった。いろいろ分析して他馬からのプレッシャーに対して弱い部分が自分の力を出し切れない敗因だと、この中間はメンタル面を強化するためにあえて調教ではかぶされる状況をつくって経験させてきた。全日本2歳優駿の時もそうだったがナイターが合うのかとても落ち着いていましたね。地下道がない地方競馬が合うのかもしれない。
3コーナーでは外からプレッシャーかかる展開になったが、調教の成果なのか、川崎コースが合うのか、何とか凌ぎきってくれた。今回のパフォーマンスできっかけを掴めました。


 

<吉田隼人騎手>
今日はハナに行くつもりでいましたが、久々のダートだったせいか、いつものロケットスタートのようには出なかった。その後の脚が速い馬なのでいい位置を取ることができましたが後ろの有力馬の脚を気にしながらの道中。3コーナーをなんとか凌いで、リードを保っていたのでこれならと。入れ込みが激しい馬なんですけど今日は落ち着いていましたね。2歳の頃から成長が早くてセンスのいい馬だったんですがこの古馬相手で結果を出すことができてうれしいです。


2着 オウケンビリーヴ

スタートから馬なりで4番手を追走。3コーナーでは2番手に進出して先頭に迫るも直線もうひと伸び足りなかった。小回りコースを意識して前々で競馬をしたことも好走につながったのだろう。

<C.ルメール騎手>
いいポジションでレースできたがきついコーナーでもモタれていたのでもっと広いコースの方がいい。距離も長いね。

3着 ラビットラン

中団からの競馬。向正面からじょじょに先頭との差を縮め、4コーナーでは3番手まで追い上げるも直線伸びきれず。ラビットランと命名されているように跳びの大きな馬なので川崎コースは得手とは言えずコーナーでスムーズさを欠いているようにも見えた。

<川田将雅騎手>
久しぶりのダートと初めての地方の小回りのぶんだと思う。慣れてくれば。

4着 ワンミリオンス

中団からやや後ろで脚をため、終いも伸びてはいるが4着まで。道中、先頭との距離が離れすぎて追い上げるのが精一杯だった。

<福永祐一騎手>
もう少し前目でレースしたかったがスタートうまく出せなかった。おとなしいときもあるんだけど今日はゲートの中でゴソゴソとしてタイミングが合わなかった。向正面で流れたんで嵌まったかと思ったが、コーナーが急だからそこで詰めることができなかった。状態は前回より良くなっていただけにスタートが残念。

5着 ブランシェクール

スタートで躓き、後方からの競馬。直線は伸びているが4着馬とは5馬身も離されてしまった。中央からの転入緒戦だった前走よりテンションは上がり気味。課題のゲートで後手を踏んでしまった。それだけ本来の芯が出てきたということか。今回の川崎マイル戦より広いコースの2000m前後ならまた違った結果が出そうだ。次走はブリーダーズゴールドカップ(8月16日)を予定。

<御神本訓史騎手>
ゲートでイレ込んで躓いてしまったが、前走よりパワーアップしているのはわかった。力があるしこのクラスでも通用するはず。これから先が楽しみ

6着 ラーゴブルー

先行したい馬だがスタートで痛恨の躓き。昨年末に南関東に移籍するとC1クラスから6戦連対パーフェクトでしらさぎ賞を勝って挑んだが、今回は自分の競馬ができず見せ場もつくれなかった。

<吉原寛人騎手>
最後は伸びているんですが・・。流れも速かったが今日はスタートがすべて。

7着 ラインハート

スタートからいつもより積極的に行きイン3番手につける。ペースが上がると追走に苦労し、最後は脚が上がってしまった。牝馬ダートグレードでも善戦している実力馬だが、終いの切れ脚を身上とするだけにマイルではいささか距離不足。

<笹川翼騎手>
距離も少し短いしコースが広い方が合いますね。やはりタメて行った方がこの馬の持ち味が生きるようです。力はあるので舞台を変えて巻き返しは十分可能だと思います。

8着 オルキスリアン

思いがけず先行策を打ったが早め一杯になってしまい失速。

<繁田健一騎手>
今回は逃げようという作戦でラクに行ってたんだが、勝った馬がもう2番手にいる流れだったからね。3コーナーでは手応えがあやしくなった。

回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
21 平成29年 アンジュデジール 牝3 横山典弘
20 平成28年 ホワイトフーガ 牝4 蛯名正義
19 平成27年 トロワボヌール 牝5 戸崎圭太
18 平成26年 サウンドガガ 牝5 武豊
17 平成25年 メーデイア 牝5 濱中俊
16 平成24年 スティールパス 牝5 蛯名正義
15 平成23年 ラヴェリータ 牝5 武豊
14 平成22年 ラヴェリータ 牝4 岩田康誠
13 平成21年 ラヴェリータ 牝3 岩田康誠
12 平成20年 トーセンジョウオー 牝7 戸崎 圭太
11 平成19年 メイショウバトラー 牝7 武 豊
10 平成18年 レマーズガール 牝6 内田 博幸
9 平成17年 トーセンジョウオー 牝4 後藤 浩輝
8 平成16年 グラッブユアハート 牝4 安藤 勝己
7 平成15年 レマーズガール 牝3 武 豊
6 平成14年 ジーナフォンテン 牝4 張田 京
5 平成13年 プリエミネンス 牝4 柴田 善臣
4 平成12年 トシザミカ 牝6 河内 洋
3 平成11年 ファストフレンド 牝6 蛯名 正義
2 平成10年 ホクトロビン 牝5 佐藤 祐樹
1 平成9年 オートメンデス 牝4 岡村 裕基
1 平成9年 ブンブンラリー 牝4 桑島 孝春