スパーキングサマーチャレンジ 他

7月28〜31日の4日間開催は重賞がなく、次開催のスパーキングサマーカップに向けた、準重賞・スパーキングサマーチャレンジが行われました。勝ったのはマイネルナイペスで、中央2勝クラスから転入して7戦目での初勝利となりました。鞍上は山崎誠士騎手でした。
30日のメイン・三浦すいか特別でも好騎乗を見せた山崎誠士騎手のアンダープロミスが勝利。山崎騎手はこの4日間開催で7勝を挙げ開催リーディングの活躍でした。
最終日の3歳馬による仏法僧(ぶっぽうそう)特別は、7番人気ながら神尾香澄騎手のナインボールが5馬身差圧勝となりました。

今回はこの3レースについて、佐々木竹見さんにうかがいました。(インタビュー・構成/斎藤修)

2021年7月29日(木)スパーキングサマーチャレンジ

優勝馬 マイネルナイペス

マイネルナイペスは、縦長の7番手からの追走。南関東同士の1600メートル戦で、これほど縦長になるのはめずらしいです。終いの脚を使える馬なので、山崎騎手はあまり前には行かなかったのでしょう。それにしてもこの位置からよく差し切りました。
縦長になったのは前が飛ばしたこともありました。ファーストスキップの西啓太騎手が出ムチを入れていって、ファルコンビークも行き脚がついて並びかけていきました。3番手のブラックジョーは馬が行きたがって今野騎手は抑えきれないような感じでした。
それだけにマイネルナイペスの山崎騎手は、少頭数で馬がバラけたこともあって、うしろからでもレースがやりやすかったと思います。4コーナーを回るところではまだ6番手あたりでしたが、余裕で差し切ることができました。山崎騎手のペース判断が冴えての好騎乗でした。マイネルナイペスはこれまで惜しいところで勝てないレースが続いていましたが、ようやく勝ちました。
先行した中では1番人気のファルコンビークがゴール前まで粘っていましたが、結局、中団よりうしろにいた馬たちが上位3着までを占める結果でした。

2021年7月30日(金)三浦すいか特別

優勝馬 アンダープロミス

山崎騎手(アンダープロミス)は、このレースでもスタート後は後方からでした。ただスパーキングサマーチャレンジと違ったのは、川島正太郎騎手(プロシージャー)がすんなり先頭に立つと、競りかけて行く馬もなくスローに流れたことです。それで向正面中間あたりから早めに位置取りを上げて行きました。4コーナー手前でも楽な手ごたえのまま、前の3頭をとらえにかかりましたが、こういう思い切ったレースは経験がないとなかなかできません。このレースも山崎騎手の好判断でした。馬にもそれなりの能力があったということでしょう。
逃げた9番人気のプロシージャーは、川島騎手がペースを落とせるだけ落として2着に粘りました。これで負けたのではしかたありません。川島騎手もうまく乗りました。

2021年7月31日(土)仏法僧特別

優勝馬 ナインボール

逃げたのは拜原騎手のミステリーパワーで、スタートで落馬した馬が前にいたからなのか、馬がかなり行きたがる感じで縦長の展開になりました。
神尾騎手のナインボールは、外枠からラチ沿いに進路をとって、縦長の4番手から。これほど隊列がバラけると、仕掛けるタイミングが難しいですが、神尾騎手は3コーナーから前をつかまえに行きました。
直線では先行2頭が一杯になりましたから、ナインボールがそのまま抜け出しました。後続も脚色が一緒になって追いかけてくる馬もなく、2着に5馬身差をつけました。縦長でも道中の位置取りと、早めに仕掛けたのがよかったと思います。