川崎競馬

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川崎記念注目馬紹介

ケイティブレイブ
(牡7、栗東・杉山晴紀厩舎)

ケイティブレイブ
提供:NAR

3歳時に地方のダートグレードを3勝。4歳となって名古屋大賞典JpnIIIを制して臨んだ17年の帝王賞JpnIでGI/JpnI初制覇。その後は勝ち切れないレースが続いたが、18年の川崎記念JpnIでは、好スタートからマイペースに持ち込み、直線後続を振り切ってGI/JpnI・2勝目を挙げた。その後はダイオライト記念JpnII、日本テレビ盃JpnII、京都で行われたJBCクラシックJpnIとタイトルを積み重ね、18年は重賞を4勝と充実の1年となった。
そして昨年は、川崎記念JpnI・2着の後、ドバイに遠征したが、疝痛のため出走を取消。長らく戦線離脱となった。
復帰戦となった11月の浦和記念JpnIIでは、メンバー的に実績が抜けた存在だったが、手術明けともあって2番人気。スタートこそ良くなかったが、好位まで位置取りを上げると、3コーナーで先頭に。楽な手応えで直線に入ると、後続を突き放しての4馬身差快勝。見事復活を遂げ、浦和記念2度目の制覇となった。続く東京大賞典GIでは8着に敗れたが、18年以来2度目の川崎記念制覇に期待がかかる。

チュウワウィザード
(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)

チュウワウィザード
提供:NAR

18年2月のデビュー勝ちから、同年9月の準オープンまでわずか6戦、一気にオープンまで昇級した。重賞初挑戦となった18年の名古屋グランプリJpnIIでは、逃げた人気のグリムをマークするかたちで追走すると、直線鋭く伸びて差し切り勝ち。その後、東海ステークスGIIではインティの2着に敗れたが、ダイオライト記念JpnII、平安ステークスGIIIと連勝した。
帝王賞JpnIでは2着に敗れ、そして臨んだのが浦和のJBCクラシックJpnI。チュウワウィザードは単勝1.6倍の1番人気に支持された。先行馬からやや離れた4番手でレースを進めると、3コーナーでは先頭へ。直線では押し切りを図るところ、帝王賞JpnIで先着を許したオメガパフュームが強襲してきたが、これをハナ差しのいで勝利。デビューから13戦8勝、2着3回、3着2回という好成績で見事GI/JpnI初制覇となった。続くチャンピオンズカップGIでは、好位追走から直線差を詰めるも4着。とはいえ勝ったクリソベリルからはコンマ3秒差だった。
今回の川崎コースは初めてだが、2000m以上では4戦3勝、2着1回とオール連対。2つ目のGI/JpnIタイトル奪取に期待がかかる。

デルマルーヴル
(牡4、美浦・戸田博文調教師)

デルマルーヴル
提供:NAR

デビュー2走目から3連勝で兵庫ジュニアグランプリJpnIIを制覇。続く全日本2歳優駿JpnIでは、ゴール前強襲したが、アタマ差届かず2着だった。
3歳になると、3月にはドバイのUAEダービーGIIに挑戦し、世界の強豪相手に4着と健闘。帰国後は、ジャパンダートダービーJpnI、レパードステークスGIIIともに2着と勝ち切れなかったが、古馬初対戦となった白山大賞典JpnIIIでも勝ったグリムにクビ差2着と健闘した。
そして、浦和記念JpnII・4着から臨んだのが名古屋グランプリJpnII。鞍上には地元の名手・岡部誠騎手を迎えたが、デルマルーヴルにとって2500メートルは未知の距離。単勝2.8倍の1番人気に推されたものの、JRA馬5頭が10倍以下という混戦模様。逃げたメイショウワザシに他のJRA勢も追走、デルマルーヴルは5番手で先行集団を形成した。4コーナー手前で前に並びかけたアングライフェンが直線で先頭に立ったが、これに外から迫ってきたのがデルマルーヴルだった。ひと追いごとに差を詰めると、ゴール前で差し切って勝利。鞍上の手腕も光り、2歳時以来の重賞制覇となった。距離も克服し、GI/JpnIタイトル初制覇を狙う。

ミツバ
(牡8、栗東・加用正厩舎)

ミツバ

2歳9月のデビューからほぼ休みなくダートのみを使われ、準オープンを勝利したのが4歳9月。デビューから23戦目でのオープン入りだった。重賞初挑戦となったシリウスステークスGIIIは4着に敗れたものの、オープン特別を連勝して4歳シーズンを終えた。
GI/JpnI初挑戦は5歳時の川崎記念JpnI。3番人気で臨んだが直線で伸びず4着。しかしその年の7月、盛岡のマーキュリーカップJpnIIIで重賞初勝利。翌年にはマーキュリーカップJpnIII連覇を果たし、年末の名古屋グランプリJpnIIではチュウワウィザードの2着好走もあった。
6歳まででGII/JpnII以下の重賞では2勝、2着3回、3着1回と好走が目立ったが、一方GI/JpnIでは5戦して3着が1回。7歳初戦として臨んだのが川崎記念JpnIで、ミツバは単勝7.0倍の3番人気。中団追走から向正面でペースが上がると進出を開始。4コーナーで先頭に立ったオールブラッシュに、ケイティブレイブ、さらにミツバも迫り、直線では人気3頭の争いに。ミツバは間を割って抜け出し、2着ケイティブレイブに2馬身半差をつける快勝。重賞3勝目が7歳でのGI/JpnI初制覇となった。以降は4戦して2度の4着が最高だが、連覇がかかる舞台だけに注目だ。

オールブラッシュ
(牡8、大井・藤田輝信厩舎)

オールブラッシュ

4歳時には条件戦で確実に力をつけ、秋には1000万下、1600万下と連勝。そして休養を挟んで臨んだ17年の川崎記念では、5番人気の低評価。好スタートから主導権を取ってスローペースに持ち込むと、3~4コーナーでは後続に差を詰められる場面もあったが、直線に入ると二枚腰を発揮し、2着サウンドトゥルーに3馬身差をつける快勝。鞍上のC.ルメール騎手の好騎乗も光り、JpnI初挑戦での勝利となった。
その後は、重賞路線で勝ち星から遠ざかったが、18年の浦和記念JpnIIでは向正面から一気のまくりを決めて約1年10カ月ぶりとなる勝利を挙げた。続く昨年の川崎記念JpnIでも3着と善戦したが、その後は勝ち切れないレースが続き、11月に大井へ転入となった。
移籍初戦の浦和記念JpnIIは9着で、迎えた報知オールスターカップは8番人気と伏兵扱い。レース前半は行き脚がつかず中団からとなったが、1周目スタンド前で一気に先頭へ。一旦は後続を離し、単独先頭で直線を向くと、詰め寄ってきたタービランスとの競り合いをハナ差で制して見せた。明け8歳となったが、川崎2100m戦は3戦2勝、3着1回と得意とする舞台。地方所属となって川崎記念2勝目を目指す。

ヒカリオーソ
(牡4、川崎・岩本洋厩舎)

フリオーソ

初勝利は2歳9月のデビュー3戦目。5戦目の平和賞では、1番人気トーセンガーネットの追撃を封じ、6番人気ながら逃げ切って重賞初制覇。続く全日本2歳優駿JpnIでは中央勢相手に7着に敗れた。
3歳になると1月のニューイヤーカップで2着、2月の雲取賞を勝利し、世代の中心的存在に。1番人気で臨んだ京浜盃ではまさかの最下位14着。レース中に鼻出血を発症していた。
復帰戦となった東京ダービーでは、羽田盃を圧勝したミューチャリーが断然人気。3番人気のヒカリオーソは、2番手から3~4コーナーでは楽な手応えで先頭に立つと、直線ではミューチャリー以下を完封する走りで見事世代の頂点に輝いた。その後、ジャパンダートダービーJpnIでは5着に敗れたが、秋の戸塚記念で重賞4勝目を挙げた。
明け4歳、今年初戦となった報知オールスターカップでは、古馬初対戦ながら1番人気に支持された。果敢に先行したヒカリオーソだったが、1周目スタンド前でオールブラッシュが一気に先頭に立つと2番手に控えた。直線の追い比べではタービランスにも交わされ3着に敗れたが、勝ったオールブラッシュにコンマ1秒差と見せ場十分の内容だった。昨年東京ダービーを制した地元の期待馬が大舞台で輝くか。