競馬のキホン

下見所とも呼ばれるパドックで、間近に感じる競走馬は迫力満点!出走馬は馬番と呼ばれるゼッケンを付けているので、応援したい馬を見つけるのも簡単。さらに、騎手服の特徴を覚えれば、お気に入りの騎手をすぐに見つけられるから、競馬がもっと楽しくなります!

パドック

パドック

次のレースに出走する競走馬たちが、パドックをゆっくり周回します。ここで競走馬を観察し、調子をチェックしましょう。競走馬たちはとてもデリケートなので、カメラのフラッシュ大声を出してしまうことは、絶対にしないよう気をつけましょう。

パドック
  • Q

    パドックでは何を見たら良いの?

  • A

    初心者でも分かりやすく
    調子の良い馬を見分けられる
    3つのポイントがこちら!

  • CHECK POINT 1

    パドックで外側を周回している馬。

    パドックで外側を周回している馬。

  • CHECK POINT 2

    首・背中・お尻のラインが水平で周回している馬

    首・背中・お尻のラインが水平で周回している馬

  • CHECK POINT 3

    同じリズムでイキイキと周回している馬

    同じリズムでイキイキと周回している馬

  • Q

    他にも見るべきところはあるの?

  • A

    もちろんあります!
    馬の調子を見分ける方法を部位別にご紹介。
    これが分かるようになったら、
    初心者卒業かも!?

パドック
  • ❶トモ(後脚)の肉付き

    ダート競馬は、力を要するため、ガッシリした体格が好まれ、腿の筋肉の張りがあるのが良い馬とされます。

  • ❷歩様(ほよう)

    パドックを周回しているときの後脚の踏み込みが注目点です。グイグイと力強く歩き、踏み込みの深い馬が好感を持たれています。踏み込みの深い馬は、時として前脚を自分で蹴ってしまうために、その踵の部分がこすれている点からも判定できます。また、お尻の方から見て、後脚がスーっと前に出ていく馬が好まれています。ただし、以上の点は一般論であり、決して歩様が良いとはいえないような馬が勝つことも多々あります。

  • ❸背

    馬が太目な場合、腹の下部や脇腹がたるんでいる印象を与えます。ただし、これはその馬特有の体形だったりする場合もあります。そのような時、お尻のすぐ上の背中をチェックします。「背割れ」といって、はっきり割れて見える馬は、明らかに太すぎると判断できます。

  • ❹胸前の肉付き

    通常、馬は後脚の蹴る力で走っていると考えられていますが、前脚の掻き込みで走るタイプの馬もいます。胸前に筋肉の付いている馬は、ダート競馬では理想的で、掻き込みが強いといえます。

  • ❺首差し

    首が立っている馬や首の低い馬がいます。走るときには首も使いますので、一般的に首の低いほうが好感を持たれます。短い距離のレースでは、あまり気にされていませんが、距離が長くなると、その傾向が顕著になります。ただし、首差しもその馬特有の体形のひとつです。

枠順と帽色

川崎競馬場では8枠制を採用しています。出走馬は色分けされた8つの枠に分けられ、騎手の帽子の色もこの枠と同じ色になっています。また帽子につけられた数字は馬番号を示しています。それぞれの出走馬は馬番号の小さい順に1枠から8枠に分かれます。出走頭数が9頭以上の場合は、外枠の8枠から順にひとつの枠に2頭ずつ入ります。

※枠順は抽選により決定

出走頭数: 14頭の場合

出走頭数: 11頭の場合

ゼッケン

競走馬は走るとき、鞍の下にゼッケンをつけて走ります。普通競走は白地に黒文字の馬番号が入ります。準重賞競走はえんじ色に白文字、重賞競走は紺地に黄文字で、片側に馬番号と競走名、反対側に馬番号と馬名・レース番号が入る特別なゼッケンを使用します。その他、新馬競走や毛色限定競走・佐々木竹見カップなど、そのレース専用のゼッケンを使用します。

騎手服の色と柄

騎手服とは、騎手がレースで着用するコスチュームのことです。川崎競馬場では、騎手自身が11種類のデザインと、赤・桃・黄・緑・青・紫・茶・ねずみ・橙・水・黒・白の12色の中から3色までを使い、色々な組み合わせを考えて決めます。騎乗する馬が変わっても騎手は常に同じ騎手服でレースに挑みます。(新馬競走や重賞競走などで馬主服を使用する場合を除きます。)

騎手服デザイン/11種

騎手服の使用可能色/12色

コース

川崎競馬場はダート(砂)のコース。1周1200m左周りで、4つのコーナーがあり、施行されるレースの距離に応じてスタート位置が変わります。

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