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第14回スパーキングサマーカップ(SⅢ)

第14回スパーキングサマーカップ(SⅢ)

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サラブレッド系3歳オープン
距離1,600m
1着賞金1,400万円
フルゲート14頭
負担重量
3歳53kg 4歳以上56kg 牝馬2kg減
負担重量の上限は、牡・騸馬58kg、牝馬56kgとする。
ただし、平成29年8月18日までの総収得賞金額
3歳 4,000万
4歳 5,000万
5歳 6,000万
6歳以上 7,000万
毎に1kg加増する。

レース概要

真夏のマイル重賞として2004年に設けられ、今年で第14回と比較的その歴史は浅いが、春から続いたマイル路線のひと区切りとなる一戦。2007年からは地方交流として他地区にも門戸が開かれた。出走枠4頭に今年は3頭が参戦してきたが、歴史を紐解けばマルヨフェニックス、キングスゾーン、ミツアキタービンなど南関東以外の他地区を代表する一線級が参戦して見応えあるドラマを繰り広げてきた。南関東からもトップクラスのマイラーたちが出走してしのぎを削る熱い名勝負の数々がある。

過去13回を見てみると1番人気馬の優勝は3勝のみと番狂わせも多いが、2番人気馬は6勝しているように確率が高く狙い目。また、逃げ切りでの優勝は4回あり、特に人気上位な逃げ馬の信頼度は高い傾向にある。

川崎のマイル戦は4コーナー奥の引き込み線からの発走で第1コーナーまでに距離があることから、枠順の差はそうなく、早めに隊列が決まりがち。しかし今年は実力あるスピード型も多く、スタートから激しい先行争いが見られるかもしれない。

川崎スパーキングサマーカップで得られる優先出走権

1着馬に対し第64回日本テレビ盃競走(JpnⅡ)【指定交流】への優先出走権を与える。

第14回 川崎スパーキングサマーカップ 主な出走予定馬紹介

オーラゼウス(牡5歳 川崎・八木仁厩舎)
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若馬の時から素質を期待されていた馬で、これまで31戦したうち6勝、2着10回という堅実な走りで階段を昇ってきた。休養明けを三度叩かれて①③①と充実。トライアルの準重賞「’17スパーキングサマーチャレンジ」を勝って出走権を獲得し、3歳時以来で重賞舞台へ。

グランフィデリオ(牡6歳 船橋・渡邊貴光厩舎)
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中央時代は準オープン。勝ち馬に優先出走権が与えられる準重賞「’17スパーキングナイトチャレンジ」で3コーナーからひとマクリの競馬で勝利を決め権利獲得。息の長い末脚が使えるタイプではあるが、前走の同距離の自己条件では末脚不発。流れを味方につけたい。

ケイアイレオーネ(牡7歳 大井・佐宗応和厩舎)
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中央時代にシリウスS勝ちなど重賞2勝。ジャパンダートダービーでは3着している実績馬。2015年夏に南関移籍後[4.3.5.3]と重賞戦線でも安定した走りを見せ、今年に入って報知オールスターC、フジノウェーブ記念と重賞2勝。距離にも幅広く対応しどこからでも競馬ができるレース巧者で、昨年2着だったように距離マイルも守備範囲だ。前走後に疲れが見られたことから間隔をあけて調整。

コスモパープル(牝5歳 浦和・平山真希厩舎)
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前走の準重賞「’17スパーキングサマーチャレンジ」で2着となり出走権を得たが、いったんは先頭に立つあわやの競馬で粘り強い面を見せた。初めての重賞参戦になるが持ち前の先行力でどこまで食い込めるか。

コンドルダンス(牡5歳 船橋・齊藤敏厩舎)
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追い込み一辺倒なタイプで、特にカーブのきつい川崎コースの第3コーナーをいかに捌けるかがカギ。直線確実に差を詰めてはくるが初めての川崎コースでいつもの脚を炸裂させるには展開の助けが必要になりそうだ。

トーセンハルカゼ(牡7歳 浦和・小久保智厩舎)
5歳で中央から移籍後は12戦して掲示板を外したのは2回だけ。毎回差してくる切れ脚が身上で、前走の大井マイル重賞サンタアニタトロフィーでは直線だけの競馬で3着に飛び込んできた。川崎コースは昨年秋以来二度目になるが、好走続ける近走の充実ぶりから軽視はできない。

ミッキーヘネシー (牡8歳 高知・別府真司厩舎)
高知所属馬ながら全国の交流競走を渡り歩く歴戦の雄。13番人気だった船橋マイルの総の国オープンでは後方一気の鬼脚を発揮して大穴を開けたことも。春からオグリキャップ記念、かしわ記念、さきたま杯、帝王賞、マーキュリーカップと積極的にダートグレード競走に挑んで強豪を相手にしてきた経験は強味。

ムサシキングオー(牡8歳 大井・栗田泰昌厩舎)
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重賞戦線ではいつも上位人気を集めているが、あと一歩勝ちきれずにいる。昨年から地元以外の中距離レースにも参戦するようになったが左回りでは一度も勝てていないのが懸念材料。川崎コースでは報知オールスターCに2年続けて出走して③④着。いつ勝ってもおかしくないだけの地力はある。

リアライズリンクス (牡7歳 浦和・小久保智厩舎)
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川崎マイラーズ、京成盃グランドマイラーズともっかマイル重賞2連勝。かつての逃げ一辺倒の競馬から差すレースを身につけて本格化。順調さを欠いた時期を乗り越え、7歳になって南関東4場重賞制覇を成すまでになった。的場文男騎手7000勝達成の相棒だが今回は新馬戦から騎乗して12勝している左海誠二騎手の手綱。