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第10回川崎マイラーズ(SⅢ)の見どころ

(2017/5/14)
第10回川崎マイラーズ(SⅢ)
第10回川崎マイラーズ(SⅢ)
  • サラブレッド系3歳上オープン
  • 距離1,600m
  • 1着賞金1,400万円
  • フルゲート14頭
  • 負担重量 A157kg A255㎏ B1以下53㎏
  •      牝馬2kg減 3歳馬2kg減
  •      ただし平成29年5月15日から平成30年5月11日までの
  •      ダートグレード競走・JRA重賞競走・南関東SⅠ競走
  •      1着馬は2kg、南関東SⅡ競走1着馬は1kg加増する。
  •      〔2歳時の成績を除く〕

レース概要

南関東全体に古馬の短距離路線が整備された2009年に設けられ、今年で第10回とまだ歴史の浅いレースだが、京成盃グランドマイラーズ、サンタアニタトロフィーへと続く夏の短距離戦線の序章として南関屈指のマイラーたちが集う。

斤量がクラス別なのが特徴的。さらに「ダートグレード競走・JRA重賞競走・南関東SⅠ競走1着馬は2kg、南関東SⅡ競走1着馬は1kg加増」という定められていることから、この一年でSⅠ、SⅡ重賞を優勝した実績馬より、2着3着で勝てずに善戦してきた馬や転入したばかりの上がり馬には有利に働くこともありそうだ。今年はA1でフルゲートになったため、2017年のマイルグランプリ優勝馬セイスコーピオンが1キロ増の58㎏でトップハンデを背負っている。

過去9回を見ると1番人気馬が4勝、2番人気馬が2勝と順当に決着する傾向。コーナーまで距離がある川崎1600mで指折りのマイラー揃いとなれば先行争いから激しくなるものだが、意外にも逃げ切り勝ちは2014年のサトノタイガーただ1頭だけである。

高年齢馬の出走が多いが、これまで4歳馬1勝、5歳馬2勝、6歳馬5勝、そして昨年のリアライズリンクスが初の7歳馬での勝利。それ以上の高齢馬の優勝はなく苦戦している。

今年は出走14頭のうち7歳馬が5頭、8歳馬が2頭、9歳馬が2頭、10歳馬が2頭と高齢馬揃い。6歳以下はジャーニーマン、バルダッサーレ、オウマタイムの3頭のみだ。


川崎マイラーズへの優先出走権
  • 東京中日スポーツ弥生杯の1着馬
  • `18スパーキングナイトチャレンジ競走の1着馬(地方競馬所属馬に限る)

第10回 川崎マイラーズ 主な出走予定馬紹介

  • インフォーマー(牡7歳 川崎・村田六郎厩舎)
インフォーマー

川崎ゆかりの血統であり、生え抜き馬でこれまで53戦してきたが、準重賞を含む9勝を挙げ、②着11回、③着7回、④着7回、⑤着5回と7割は掲示板にのる堅実な実績を重ねてきた。マイルグランプリでもソルテの③着する等、どんな流れにも対応できる器用さが持ち味。前走から転厩して新環境になったが、地元のマイル戦で一矢報いたい。


  • ウェイトアンドシー(セ7歳 浦和・小久保智厩舎)
ウェイトアンドシー

中央時代は1000万条件を走っていたが、転入するとトントン拍子で3連勝している上がり馬。スタートダッシュの速さが何よりの武器で、前走は川崎マイラーズトライアル準重賞のスパーキングナイトチャレンジを軽快に逃げ切った。今回は2キロ軽い55キロで出走できるのはプラス材料になりそう。川崎コースでは2戦2勝と相性抜群だ。


  • オメガヴェンデッタ (セ7歳 大井・荒山勝徳厩舎)
オメガヴェンデッタ

移籍戦だった前走のフジノウェーブ記念では内枠やペースに恵まれたとはいえ緒戦から通用するスピードを披露して②着。中央時代は短距離中心に使われていたがマイルにも対応できる目処が立った。初のナイター、初めての小回りコースと壁はあるが、中央5勝の地力を見せたい。


  • ジャーニーマン(牡5歳 川崎・内田勝義厩舎)
ジャーニーマン

道営から移籍し、3歳時には羽田盃③着、東京ダービー⑤着、戸塚記念③着と善戦。古馬になると馬体がひと回り大きくなり、準重賞やオープン特別を制するまでになっているが、重賞ではあと一歩及ばずにいる。サウスヴィグラス産駒にしては距離への対応力が幅広いタイプで、前走の2100mの準重賞では②着とむしろ距離は忙しいくらい。うまくマイルの流れに乗れれば。


  • セイスコーピオン (牡8歳 川崎・八木正喜厩舎)
セイスコーピオン

2016年夏に中央4勝の実績で転入し、勝島王冠そしてマイルグランプリ連覇と重賞3勝している南関東のトップマイラー。昨秋のマイルグランプリのあと脚元に不安が出たことから休養を挟み、今回が半年ぶりの実戦。境町のトレセンで乗り込まれてはいたが予想以上に休みが長くなったことから今回は割引も必要だが底力は一枚上。


  • タイムズアロー (牡10歳 船橋・川島正一厩舎)
タイムズアロー

川崎コースは今回で3度目。2017年の報知オールスターCでは好位から伸びて③着に入線。ゲートでスムーズさを欠き、ソラを使うなどメンタル面の課題もあるが、埼玉新聞栄冠賞、報知グランプリCと中距離重賞で2勝と実績上位。マイルでの勝ち星はないが、昨年11月の勝島王冠では②着に飛び込むなど10歳馬とはいえ衰えは見られない。


  • バルダッサーレ (牡5歳 大井・中道啓二厩舎)
バルダッサーレ

2016年には中央からの移籍緒戦で東京ダービー制覇という快挙を成し、ジャパンダートダービーでは今を時めくゴールドドリームとコンマ1秒差の競馬をしていたが、その後は長期離脱もあって勝ち星から遠ざかっている。何とか再起させようと思い切った大逃げを打ったり、短距離を走らせたりときっかけを探っている真っ最中。川崎コースは戸塚記念②着以来2度目。


  • ポイントブランク(牡8歳 浦和・平山真希厩舎)

中央5勝で転入し、2戦目の船橋戦は直線力強く抜け出す圧勝。脚元の弱さから8歳になる現在まで26戦とそう数を使われてこなかったこともあり、高齢でも上積みは十分。重賞には初挑戦になるが、初めて走る川崎のトリッキーなコースで気性面の難しさを出さなければ。


  • ムサシキングオー(牡9歳 大井・栗田泰昌厩舎)
ムサシキングオー

準重賞では昨年1勝、今年も1勝しているが、重賞戦線ではあと一歩勝ちきれずにいる。地元中心のローテーションから他場の中距離レースにも参戦するようになったがこれまでの14勝はすべて大井で、左回りでは一度も勝てていないのが懸念材料。川崎コースでは報知オールスターCに2年続けて出走して③④着。スパーキングサマーCでは③着。いつ勝ってもおかしくないだけの地力はある。


  • ラインハート(牝7歳 大井・月岡健二厩舎)
ラインハート

6歳秋に中央から転入し緒戦のJBCレディスクラシックでは8番人気ながら直線外から末脚炸裂し③着に迫った。クイーン賞、TCK女王盃でも待機策から弾け、切れ脚を武器に牝馬ダートグレードで善戦を重ねる。前走の笠松・オグリキャップ記念遠征では大幅に馬体重が減っていた上にカラ馬による不利もありダメージが大きかったが、ようやく復調し初重賞制覇を目指す。



(文・中川明美 写真・佐々木光)

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