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第54回報知オールスターカップ(SⅢ)の見どころ

(2018/01/01)
第54回報知オールスターカップ(SⅢ)の見どころ
昨年の報知オールスターカップ
  • サラブレッド系4歳上オープン
  • 地方交流 他地区選定馬4頭以内
  • 距離2,100m
  • 負担重量 4歳54kg 5歳以上55kg 牝馬2㎏減
  • 平成29年12月30日までの総収得賞金額、4歳4,000、5歳4,500、6歳以上5,000万円ごとに1㎏加増する。

レース概要

報知オールスターカップは川崎記念のトライアル競走。1着馬に対し、第67回川崎記念(1月31日)および第63回ダイオライト記念(3月14日)へのへの優先出走権が与えられる。

第1回が行われたのは1964年。かつてはファン投票で出走馬が決まるドリームレースとして夏に施行されていたが、2004年から冬季へと移行。同時に地方交流として他地区馬にも開放され、これまで第41回の岩手ウツミジョーダン、第50回は兵庫のオオエライジン、第52回の金沢のグルームアイランドと三頭が優勝している。距離もまた、2000m(1~24回)→1600m(25~39回)→2000m(40~42回)→2100m(43回~)と変遷を重ねてきた。

過去10年を見ると、1番人気馬は[5.1.2.2]で勝率50%と圧倒的だが、2番人気馬は[1.0.2.7]、3番人気馬[2.1.1.6]と振るわず上位人気馬に思わぬ落とし穴がある。

川崎コースの2100mはコーナーを6回まわるため前半は淡々としたペースになりがち。特にホームストレッチではペースダウンして折り合いを欠く馬も出てくる。向正面に入るとそこから一気にペースが上がって瞬発力勝負になるが、この時点で好位圏内につけられるかがポイントだ。過去10年の勝ち馬の中で3コーナーで好位圏内にいなかったのは一昨年のグルームアイランドだけ。それでも早め動いて6番手に進出しての結果。直線勝負をかける追い込み馬は苦戦傾向にある。


報知オールスターカップでの優先出走権の付与
  • 1着馬に対し、第67回川崎記念(1月31日)、第63回ダイオライト記念(3月14日)への優先出走権を与える。

報知オールスターカップへの優先出走権
  • 東京スポーツ師走競走の1着馬

第54回 報知オールスターカップ 出走予定馬紹介
  • イッシンドウタイ(牡9歳 川崎・内田勝義厩舎)
イッシンドウタイ

勝島王冠では4コーナーで進路がなくなる不利もあって結果11着も、道中の行きっぷりは休養明けを叩いた良化をうかがわせる内容。川崎コースでは2000mでの勝ち星もあり、冬場に調子を上げるタイプで軽視はできない。


  • オメガスカイツリー(セン10歳 川崎・内田勝義厩舎)
オメガスカイツリー

重賞初挑戦だった昨年の報知オールスターC同様に休養明けを二度叩いての出走。後方から息の長い末脚が身上となるぶん前走のマイル房の国オープンは距離が足りないレースぶりで、今回の距離延長はプラスに働きそうだ。明け10歳ではあるが心身共に衰えは感じさせない。


  • クラージュドール(牡8歳 船橋・川島正一厩舎)
クラージュドール

重賞戦線では②着③着と好走していた地力馬だが、叩き2戦目だった前走の房の国オープンでは直線一気の切れ脚炸裂。競り合いを制して南関東に転入して以来初勝利となった。レースに集中しないメンタル面の課題はあるが昨年の報知オールスターCでは猛追して②着。展開ひとつでは重賞制覇への希望も見えてきた。


  • グルームアイランド(牡7歳 金沢・高橋俊之厩舎)
グルームアイランド

後方から早仕掛けの競馬でレースを決めた2016年の覇者。門別デビューから船橋、金沢と移籍しながら34戦22勝している強者であり、ノドの手術から6月に復帰するとレースぶりにも幅を広げている。距離やコース実績からもヒケは取らない。


  • ストーンリバー(牡4歳 北海道・堂山芳則厩舎)

予定していた12月27日の兵庫ゴールドトロフィーは悪天候のため他の道営馬と共に出走取消。仕切り直しの一戦となり、重なる長距離移動がコンディションに影響していないか懸念はある。昨年は道営三冠を②⑤②着と惜しいレースが続きで勝ち味に遅かったが、川崎コースでは2歳時に鎌倉記念を優勝した実績あり。


  • スーパーステション(牡4歳 川崎・佐々木仁厩舎)

道営からの移籍緒戦となるが、5連勝の勢いのまま水沢・ダービーグランプリでは世代の猛者たちを封じて一番人気に応えた。そのまま川崎へと移動。まだ腰に緩さもある成長過程で、初めての南関東古馬との対戦でどこまでやれるのか試金石。


  • ディアドムス (牡6歳 大井・森下淳平厩舎)
ディアドムス

中央からの移籍3戦目となった前走の勝島王冠では4馬身突き放す圧勝劇。エンジンが掛かると一気に抜き去り、完全復活のノロシを上げた。2歳時には北海道2歳優駿、全日本2歳優駿と連覇し、ドバイ遠征も経験。実力馬が覚醒したとなれば盤石。新年の活躍が期待される1頭だ。


  • トロヴァオ (牡5歳 大井・荒山勝徳厩舎)
トロヴァオ

道中チグハグになった前走のマイルグランプリ。レースの難しい面はあるがハマった時のインパクトは強烈で、道営から南関東に移籍してから挙げた3勝はいずれもハイレベル。明け5歳にしてまだ14戦。距離2100mは適距離とは言いがたいが、過去には2000mのダービーグランプリ遠征で優勝した経験もあり、うまく流れを捌ければ。


  • トーセンハルカゼ (牡8歳 浦和・小久保智厩舎)
トーセンハルカゼ

6歳夏に中央から移籍して以来、掲示板を外したのは2回だけ。レース利の格を問わず、毎回差してくる切れ脚は安定感抜群だ。近走は連続3回②着と惜しいレースが続き、タイトル奪取も目前まで来ている。どこからでもレースができる自在性が強味。


  • メイジン (牡7歳 金沢・金田一昌厩舎)
メイジン

2017年春に中央から金沢に移籍すると11戦して9勝、②着1回(百万石賞)、③着1回(金沢スプリントC)という快進撃。スピードを武器に駆け上がってきた。前走2000mの中日杯では4馬身差をつける圧勝で、今や名実ともに金沢ナンバー1と言っていい存在。左回りは15着だった2016年5月以来になるがすんなり逃げなら。


(文/中川明美 写真/佐々木光・川崎競馬倶楽部)

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