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第66回川崎記念(JpnⅠ)の見どころ

(2017/1/30)
第66回川崎記念(JpnⅠ)
第66回川崎記念(JpnⅠ)
  • サラブレッド系4歳上オープン
  • JRA選定馬(枠6頭)・地方競馬選定馬(枠8頭・他地区は3頭以内)
  • 距離2,100m
  • 負担重量 4歳 56kg 5歳上57kg 牝馬2kg減 (南半球産馬の4歳馬は1kg減)
  • 1着賞金6,000万円

レース概要

川崎記念は、1951年にエゾテツザンが優勝した第1回から数えること66回。第27回までは開設記念という名称で、川崎競馬場開設の歴史と共に施行されてきた古馬最強馬決定戦。南関東限定から指定交流重賞として開かれた1996年にはダート転向で花開いたホクトベガが5馬身圧勝。66回の長い歴史のなかでも牝馬の優勝は5回だけである。

1997年にダートグレード競走が整備されるとGⅠ(JpnⅠ)に格付。以来、ダート界のトップホースたちが目指す一戦となり、ドバイワールドカップの前哨戦という意味合いも帯びてきた。3連覇を果たし昨年引退したホッコータルマエ、2007年、2010年と2回優勝しているヴァーミリアン。タイムパラドックス、カネヒキリ、スマートファルコン、フリオーソ、アジュディミツオーなど歴代の優勝馬たちはダート界の歴史に輝かしくその名を刻んでいる。

第1回の3000mから距離の変遷を重ねてきたが、1999年に2000mから現在の2100mへと延長。これは出走可能頭数を12頭から14頭へと拡大するための策でもあった。

過去10年を見ると、一番人気馬は2013年2着だったワンダーアキュート以外すべて優勝という圧倒的信頼度。1番人気・2番人気での組み合わせでの決着は4回、1番人気・3番人気の組み合わせは5回。平均馬連配当が369円という堅さである。


川崎記念への優先出走権
  • 第53回報知オールスターカップの1着馬

第66回 川崎記念 出走予定馬紹介

  • サウンドトゥルー(セン7歳 JRA・高木登厩舎)
サウンドトゥルー

4歳秋の去勢をきっかけに着実に力を蓄えながら階段を昇り、昨年12月のチャンピオンズカップでは豪快に追い込んで優勝。連覇を狙った東京大賞典では二番人気に推されていたが好位で動くタイミングを待ったぶん3着に甘んじた。出走馬唯一のGⅠホースで、やり合ってきた相手を含め実績は一枚上。昨年はホッコータルマエのアタマ差2着に泣いた舞台だけにきっちり借りを返したい。


  • オールブラッシュ(牡5歳 JRA・村山明厩舎)

リフレッシュ放牧明けから1000万下、1600万下と連勝してオープン入りして上昇気流に乗る。今回もひと息入ったが鉄砲駆けするタイプ。逃げて良し、差して良しとレースセンスは抜群で、交流JpnⅠの流れにも器用に対応できそう。補欠からの繰り上がりで初めての重賞挑戦ではあるが侮れない存在。


  • ケイティブレイブ(牡4歳 JRA・目野哲也厩舎)
ケイティブレイブ

ダートグレード期待の明け4歳馬。ジャパンダートダービーは2着だったが、兵庫チャンピオンシップ、白山大賞典、浦和記念を制覇。マイペースの逃げに持ち込めればめっぽう強く、力のいるダートコースも向きそう。56キロの斤量を武器に軽快に逃げる。


  • コスモカナディアン(牡4歳 JRA・金成貴史厩舎)

準オープン3戦目で勝利しオープン入りしたばかりで交流JpnⅠ出走。1800mまでの距離経験しかないが、先行した時の粘り強さで堅実に走るタイプ。距離の守備範囲は案外広そう。小回りコースへの対応力も十分ある。


  • バスタータイプ(牡5歳 JRA・佐藤正雄厩舎)

前走のポルックスSは9ヶ月ぶりの実戦とスタート躓く不利があって5着。530キロの巨漢馬だけにひと叩きされた上積みは十分期待できる。5歳にして14戦とキャリアまだ浅くデビューから一貫してダート1800mしか走っていない。瞬発勝負でオープン勝ち含め5勝。血統からも距離延長はプラスに働きそうだが、初めての左回りがカギになるだろう。


  • ミツバ(牡5歳 JRA・加用正厩舎)

前々走のブラジルCでは川崎記念同様の左回り2100mで大外枠から大逃げを打って逃げ切り勝ち。前走のベテルギウスSでは、最内1番枠ながら後方からひと捲りの競馬で差し切るなど変幻自在に立ち回り、まだ底知れぬ能力の高さを感じさせる。JpnⅠを舞台にどんな奇襲を見せてくれるか楽しみだ。


  • ケイアイレオーネ(牡7歳 大井・佐宗応和厩舎)
ケイアイレオーネ

中央時代にシリウスS勝ちなど重賞2勝。ジャパンダートダービーでは3着している実績馬。2015年夏に南関移籍後[3.3.3.2]と重賞戦線でも安定した走りを見せ大井記念制覇。距離にも幅広く対応しどこからでも競馬ができるレース巧者で、新年さっそく報知オールスターカップを快勝。川崎記念は前走と同条件。充実期にあることからも昨年の6着から今年は上位を狙う。


  • デュアルスウォード(牡9歳 大井・香取和孝厩舎)
デュアルスウォード

中央時代は短距離中心にオープン勝ちも含め5勝。6歳で移籍した岩手では短距離戦線で上位入線もその後移った高知ではCクラスでも勝ちきれなかった。大井転入緒戦のウィンタースプリント出走からの連闘策。年齢的にも上がり目を期待するのは酷。


  • ハッピースプリント(牡6歳 大井・森下淳平厩舎)
ハッピースプリント

道営デビューから南関東クラシックを目指して大井に移籍して二冠馬に輝き、2歳、4歳時にはNARグランプリ年度代表馬に選出されるなど地方競馬を代表する1頭として実績を重ねてきた。昨年はかしわ記念7着後に休養に出され日本テレビ盃で復帰するも体調面が万全とはいかず歯がゆいレースが続いた。ようやく浦和記念3着あたりから復調気配を見せる。左回りへの適性も高く力量からは遜色ない。川崎コースは全日本2歳優駿1着、2015川崎記念4着以来3度目。


  • ビービーガザリアス(牡10歳 笠松・伊藤強厩舎)
ビービーガザリアス

門別デビューから川崎→道営→大井→道営→名古屋→川崎→金沢→笠松と10歳になる現在まで渡り歩き、116戦17勝した歴戦の雄。2013大井記念2着、2013ステイヤーズカップ(道営)2着、2015オグリキャップ記念(2着)と長距離での実績あり。


(文・中川明美 写真・佐々木光)

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