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川崎競馬対談シリーズ (第9回、ゲスト:古谷剛彦さん、六車奈々さん)

競馬をこよなく愛し各界で活躍されている方々に、川崎競馬副管理者との対談を通じて川崎競馬への期待やご意見を伺う機会を設けています。

第9回は独特の相馬眼が評判の競馬評論家の古谷剛彦さんと、競馬にとても詳しいタレント・女優の六車奈々さんとの三人で鼎談です。

[2013年11月12日於 川崎競馬場]

川崎競馬対談シリーズ (第9回、ゲスト:古谷剛彦さん、六車奈々さん)

古谷剛彦(ふるやたけひこ)さんのプロフィール

東京都出身の競馬評論家。内外タイムス記者を経て2009年12月から「楽天競馬スペシャルアドバイザー」となり、地方競馬を中心に独特の相馬眼を元にしたパドック解説を行っている。ばんえい競馬にも造詣が深い。川崎競馬場でもトークショーや場立ち予想で、ユニークなレース解説を披露。


六車奈々(ろくしゃなな)さんのプロフィール

京都府出身。テレビドラマやバラエティ、ラジオパーソナリティなど活動歴は多岐にわたる。関西テレビ「サタうま!」へのレギュラー出演など競馬関係の仕事も多く、鋭い予想が評判。思い出の馬にヘヴンリーロマンス(2005年 天覧競馬で秋の天皇賞制覇)をあげる。


はじめに
川﨑: 本日はお時間をいただきありがとうございます。3人形式で対談するのは初めてで、企画が決まってから大変楽しみにしていました。
古谷: 僕も楽しみにしていました。後輩の秋田麻由子さんが7月ごろに対談していたのをネットを通じて知っていました。でも、後輩に先を越されちゃったな、という感じです。(笑)
川﨑: いやいや、古谷さんはお忙しい上に北海道が主戦場だから時間もなかなか取れなくて・・・。六車さんにも対談をお願いしていたら、偶然にもお二人のスケジュールがピッタシ合って、本日のローレル賞のトークショー前の鼎談が実現した次第です。
古谷: 六車さんじゃあ、断れないですもんね。(笑)
六車: 私も楽しみにしていました。古谷さんとは昔から面識があって、独特な馬の見方にはいつも感心させられます!
古谷: んー、独特といっても僕としては素直に見ているつもりなんだけどなー。(笑)
競馬との出会い、きっかけ
川﨑: それじゃあ、古谷さんから競馬との出会いについて伺いましょうか?
古谷: 生まれは東京で家が八百屋をやっていました。家業は嫌だったんですが市場が好きで、子どもの頃よくそこに行ってお店の人やお客さんたちが競馬の話をしていたのを聞いていて、自然に興味を持つようになりました。父親も競馬中継を良く見ていましたし・・。その後、関西の大学にいた頃からライターみたいな仕事をしていたんですが、卒業後に道新スポーツや内外タイムスの記者をしていて、道営のパドック解説をはじめ中央や南関東を担当したりして、今に至っています。
川﨑: 六車さんはいかがですか?
六車: 私はモデルの仕事をしていましたので競馬に触れる機会はなかったのですが、たまたま「ターフトピックス」リポーターのオーデションを受け、運よく受かって…。それが競馬との出会いでした。朝は早いし専門用語はさっぱりわからないし、最初は「仕事だから」と、義務的にやっている感じでした。そんな中、マヤノトップガン、サクラローレル、マーベラスサンデーの三強の戦いが面白くて好きになり、少しずつ競馬に興味を持ち始めました。そして、マヤノトップガン(ブライアンズタイム産駒、1995年度代表馬、天皇賞、有馬記念、宝塚記念などGⅠ4勝)の春の天皇賞!あのすばらしいレースを見て、一気に競馬の面白さにハマりました!本当にしびれるレースでした!
川﨑: お二人とも長い競馬歴をお持ちなんですね。ただ、恐らくお二人よりも私のほうが古くから競馬に関わってきたのではないかと思いますね。社会人になって間もなくして競馬に触れていますから、もうかれこれ30年以上は付き合っていますから。
六車: 30年! きっかけは何だったのですか?
川﨑: 職場の先輩の影響です。とっても真面目な遊び人で(笑)、社会人成りたての私を東京競馬場に連れて行き、基礎から叩き込まれました。
古谷: 昔はそうやって、職場の上司が博打を教えてやったものです。活躍していた競走馬で言えば、いつの頃でしょうか。
川﨑: ホリスキー(マルゼンスキー産駒、1982年菊花賞馬)が単枠指定馬で戦った春の天皇賞が忘れられない思い出となっています。結果はハナ差3着で、勝った馬はモンテファスト(シーホーク産駒、兄モンテプリンス、兄弟天皇賞制覇)でした。
古谷: 吉永正人騎乗(JRA元騎手・調教師、三冠馬ミスターシービー主戦騎手)で、モンテプリンス(モンテファストの兄、惜敗が続き無冠の帝王と呼ばれるも1982年春、天皇賞馬となる)の全弟ですね。それにしても単枠指定馬なんて懐かしいなぁ。
六車: 何ですか、それ?
古谷: 昔の馬券は単勝と複勝式、連勝複式の3賭式しかなくて、仮に人気が集中した軸馬が競走除外になったりした場合、同じ枠の馬が人気がなかったりすると連複を購入したお客さんは、そりゃぁ怒りますよね。そうしたリスクを無くすため、軸馬となる一頭を単枠に指定して事前に混乱を回避しようとしたものなんですよ。
古谷剛彦さん
六車: 地方競馬でも同じ様なルールがあったんですか?
古谷: 地方競馬の場合は少しルールが違っていて、友引制度というのがあったんです。これは、人気馬が取消をした場合、同枠の馬も一緒に取り消したんです。だから「ともびき」と言うんです。
川﨑: 自分は元気で走れるのに!
古谷: そう、でもロジータが南関で三冠馬となったときのレースは、いずれも外枠なんですよ。だから同枠の馬が除外にでもなったりしたら一緒に取り消されちゃうわけだから「大丈夫なんだろうか」と、いらん心配をしながら観ていましたよ。
六車: 馬単や馬連が始まる前のことですね!川﨑さんは競馬がお好きで馬券を買いたいのに、今は主催者という立場になられているので「う~っ!馬券買いたい!」ってなりません?(笑)
川﨑: いやいや、僕らは法律で馬券を買っちゃいけないし、譲り受けることも出来ないんです。公務員ですから守秘義務もありますしね。
六車: ストレス溜まりませんか?
川﨑: 休みの日には、友達とたまに他の公営競技のレースを研究がてら観戦に訪れることはありますね。少しでも競馬の運営に役立つことはないかなと思って・・。でも、ストレス解消につながっているかどうかは怪しいですけどね(笑)。
古谷: あー、それってとても大事なことですよ!競馬が好きだから競馬のことだけで良いってことは、それでは了見が狭すぎです。競艇や競輪のことを知ることで、競馬の奥深さを理解できると思うなぁ。
六車: なるほど!浮気も大事ですね(笑)
川崎競馬のこと
川﨑: お二人とも川崎競馬場には何度も足を運んで来て頂いているんですよね?
六車: 最近では、2年前のローレル賞ですね。ウィナーズサークルでのトークショーでしたが、すごい雨で! 結局室内へ移動しました。寒かった~っ。
川﨑: ここの競馬場の印象はいかがですか?
六車: ファンとの距離がすごく近くて、レースの時、馬の足音が地鳴りのようにド・ド・ド・って! あれがサイコーです! 馬の匂いも感じるし、魅力的ですよね~。
古谷: 中央競馬でもローカルの開催場ではファンとの距離が近い競馬場もありますけど、都会の競馬場では、新鮮な感じですよね。
六車: それに、グルメもいいなぁ! 焼きソバやコロッケも美味しい。おでんも良かったし!
古谷: 川崎といえば、タンメン、焼きそば、コロッケでしょう!それに、おでんかな。
六車: あはは(笑)
川﨑: (グルメマップをお二人に手渡しながら)当場の食べ物はファンにとても評判です。騎手や競走馬の印象はいかがですか?
古谷: 僕は川崎のジョッキーに惹かれています。佐々木竹見さんを生んだ川崎競馬ですから、大先輩の後を継いでいこうっていう意思が一人ひとりの騎手に宿っていると思うんですよ。南関を担当していた頃から、川崎の騎手は好きでした。山崎調教師も当時、騎手として活躍していましたし・・。今、注目選手しているのは今野騎手です。デビュー後、大井競馬場で大きな落馬事故したのを乗り越えたんですが、1600mマイル戦をズブイ馬ながらスタミナ切らさず乗り切った姿は印象に残っています。馬では、何と言ってもロジータと、日夜つきっきりで取材したアンパサンド(2007年東京ダービー、2009年報知オールスターカップ制覇)ですかね。
川﨑: 六車さんは、女性の立場から川崎競馬に対する要望などありますか?
六車: 女性が来やすい場所になって欲しいなって、思います。ベンチやイスがもっとあればなぁとは思いますけど、特に、お手洗いは清潔であること。女の子はお化粧直しも兼ねているので、おしゃれ感が競馬場で味わえるとイイなぁって。
川﨑: 川崎競馬場では「トイレの洋式化」を掲げていて、手始めに先月、内馬場入場門付近に新設しました。特に小さな子ども連れの利用者への配慮もしました。今後、有料席などから順次、取りかかっていければと思っています。
六車: わぁ! 素晴らしいですね!
六車奈々さん
川﨑: 古谷さんはいかがですか?
古谷: 僕の経験から言うと、もっとセレブを対象にしたサービスがあっても良いと思いますよ。分かりやすく言うと、馬主さんには意外と女性の方が多いんですよ。だから、女性の馬主さんのニーズというのを主催者はもっと受け止める必要があるんじゃないでしょうかね。
川﨑: なるほど・・。
古谷: それに川﨑さんを前にして言いにくいことなんですけど、新しいファン獲得に対して、地方は少し楽をしているんじゃないかと。
川﨑: と言いますと・・。
古谷: JRAはREXS(注:レックス、競馬ビギナー向けの競馬教室)や初心者向けのキャンペーンにかなり力を入れて展開しているし、地上波の全国ネットで競馬中継を流していますよね。講座ものも結構、盛況です。これには相当お金がかかっていますし、競馬ファンが少なくなっているという感じはないです。競艇も競輪も初心者を呼び込む努力はかなりしていますけど、競馬は中央がやってくれている。これを地方側から見ると、JRAが努力して競馬の垣根を取っ払ってくれている訳で、後はそうした競馬に抵抗を無くした方たちへの取り込みを、地方として考えれば良いわけですからね。
川﨑: 中央は中央、地方は地方ということではない、ということですね。
古谷: ただ、中央のファンから見ると、地方馬の格付けがどうしても理解できない人が多いんですよ。競馬場によっても違うし・・・。
六車: ホント、難しいですよね~。AとB、どっちが上だかわからないですもん!
川﨑: ・・・さらに一組とか三組とかに別れていますものね。
古谷: 北海道には生産者がいるから、中央も地方も同じように応援しているかと言えば、そうでもないんです。生産者の中には、地方競馬の仕組みが分からないからと敬遠している人もいるという感じですよ。
川﨑: それは痛いほど感じています。
古谷: だから、初心者向けのガイダンスをやって来賓室や馬主席を案内するんですよ。そしたら、その中に「じゃぁ、ひとつ馬主になってみっか」っていう人も出て来ないとも限らない。JRAはそうしたことを本気で取り組んでいるんです。
川﨑: 是非、参考にさせていただきます。六車さんはいかがですか?
六車: 私は「女性のための競馬教室」で何度か講師をさせて頂いていますが、きっかけさえあれば、女性も競馬に興味を持ってくださるんですよね。
女性は、数字のことよりも馬の話やロマンについて話した方が、熱心に聞いてくださるような気がします。
川﨑: 以前、川崎でも女性教室に取り組んだ経緯はありました。ただ、イベントにはご参加頂けるんですが、レースとなると足が止まってしまうようで・・・。そこで、女性だけのイベントというよりは、職場や男性の友人が女性を誘って、一緒に来れるような競馬場が女性は来やすいのかなとも考えていますね。
六車: それもありますよね。囲碁ガールって、少し前に流行りましたよね?もともと「囲碁はおじさんたちがするもの」という印象だったけど、やってみるとこれが面白い。しかも、女の子が少ないから大事にしてもらえる(笑)それでドンドンのめり込んでいく女の子が増えたみたいですが…。やはり、呼び込むのはとても大切ですよ!
それに、女性は競馬を知らなくても自分や子どもに似た名前の馬や騎手に共感して、馬券を買われる方もいますから、PRの仕方に工夫があるといいですよね。
川﨑: きっかけってとても大事ですよね。
六車: ユキチャン(クロフネ産駒、関東オークスで史上初の白毛馬による重賞制覇)が秋華賞に出たとき、競馬場へ向かう電車で、家族連れのママに声をかけられたんですね。そこで、「奥さまも、競馬がお好きなんですか?」と尋ねたら、「私は全く知らないんですけど、今日、ユキチャンっていう馬が走るんでしょ? 私の名前もユキチャンなんです!だから見てみたいなぁって」
そっかあ!こんなことで、女性は競馬に興味を持ってくれるんだって。ですから川崎競馬さんも、例えば関東オークスに出走する馬と同じ名前だったら、その人はタダで入場できるとか、プレゼントをもらえるとか(笑)
川﨑: 川崎は牝馬の重賞が多いので、女性ファン獲得の環境は整っていると思いますので、是非、検討してみたいです。古谷さんはいかがですか?
古谷: ロジータやユキチャン、ホクトベガなど、川崎は牝馬の名馬が沢山いたり、関わっていたりしていますもんね。将来が楽しみな競馬場の一つです。
川﨑: ありがとうございます。今開催は、ローレル賞とロジータ記念の2重賞を用意していて、また毎日、牝馬限定のレースを行います。そのキャッチフレーズが「めざせロジータ!ヴィーナス達よ!川崎競馬ヴィーナスWEEK!」と銘打ち、女性客来場を促しているんです。
古谷: それは良い企画です! それに、隣に大型商業施設が完成でもすれば買い物客に来る女性への来場も期待できますしね。
川﨑: 組合内部でプロジェクトを立ち上げ、今から商業施設との連携策を検討しているところです。
川崎競馬副管理者
レースについて
川﨑: 川崎も含めて地方競馬のレースについては、何か感じていることはありますか?
古谷: さきほど他の公営競技のことを触れたんですけど、競馬のファンサービスはとても遅れているなって思いますね。
川﨑: どんなところがですか?
古谷: 例えば、競艇のビッグレースでは、レース後には必ずインタビューに応じます。サインや握手会にも嫌な顔を少しも見せずに喜んで出て行きます。恐らく主催者がそのように指導しているんでしょうが、でもファンからすれば有り難い話です。お気に入りの選手へのプレゼントも手渡しですから。これが競馬となると、なかなかそこまでは行けていない。
川﨑: 確かに競艇の取組には学ぶべきところが多いですよね。
古谷: 競艇の中でも九州にある競艇の話しですが、マイレージ制度を導入して、しかも購入ポイントで地元のカステラや海産物などの商品と引き換えにファンの心をしっかりと掴んでいます。
川﨑: 現金のキックバックもありますしね。
古谷: 競艇が出来て、何故、競馬が出来ないのかなっていう感じですよ!
六車: いろいろな競技に目を向けて、良いところを吸収できればいいですよね。
川﨑: おっしゃる通りだと思います。
六車: 古谷さんや川﨑さんが、競馬を知るために競馬以外の競技に関心を持つという意味がわかった気がします。
古谷: 話だけじゃ分かんないから、今度、三人で全国の公営競技回りをしましょう!(笑)
六車: それ、いい!(三人とも笑)
川﨑: 六車さんは、レースについてはどのような見方で接しているんですか。
六車: 私は、復習のオニなんです!レースの動画を何度も何度も見て、復習をするんです。一頭一頭、綿密に。なぜ1着になったのか? なぜ2着だったのか? なぜ8着だったのか? って。
川﨑: 何か傾向をつかむのですか?
六車: そのレースで「負けて強し!」な馬を見つけるんです。それが、次のレースの穴馬探しに役立ちます!ですが、そうやって見ているうちに愛着がわいてくるんですよね。例えば、中山記念でアドマイヤフジ(2006年日経新春杯制覇、中山金杯連覇、引退時は川島厩舎へ移籍)が1コーナーを回る時に隣の馬に噛みつきかけていたのを騎手に怒られていたなとか。スタートする前に必ずおしっこする馬とか、隣に牝馬が来ると活躍するとか、そういう馬の個性を見つけてしまったとき、応援したくなりますねぇ。馬券ゲットにはつながらないですけど(笑)
古谷: 気持ちは分からなくもないけどなぁ・・。
六車: 他にもありますよ。新馬戦のパドックでゴロンと横になった子がいて、「もう絶対覚えおこうっ」て(笑)
座右の銘
川﨑: 対談していただいているゲストすべての方に、大事にしている言葉を聞かせていただいています。お二人はいかがですか?
古谷: 僕は「いい加減」という言葉大好きです。心に残る言葉ですね。
六車: 「いい加減」って、あまり良いイメージはないですけど…?
古谷: この言葉はテレビ番組で耳にしたんですが、最初は僕も「いい加減のどこが良いんだろうか」って思いましたが、聞いていくうちに理解できました。
六車: どういう意味ですか?
古谷: 語源は「適当に」ってことです。「よい加減に行う」「ほどほどにする」、言い換えれば「さじ加減を考えて行動する」という意味だそうです。自分が100の話をして満足するんじゃなく、相手の理解と合わせて100になるようなことが大切だ、という意味の深いものです。
六車: なるほど。つまりほめ言葉なんですね。
古谷: そうです。
川﨑: 六車さんはいかがですか?
六車: そうですね、「競馬はロマン」かな。一頭一頭に山ほどのドラマがあり、ファンの皆さんも人生に重ね合わせたりしますよね。馬券はギャンブルだし勝ちたいですが、競馬はロマン! 私は、そのロマンが大好きです。
川﨑: 競馬にロマンか、良い言葉ですね。
六車: 最近では、馬が走っている姿を見ているだけで「アリガトウ!」みたいな感じですねぇ。例えば、スペシャルウィーク(母キャンペンガールは出産の5日後に死亡。幼少期はばんえい競走用の農耕馬に育てられる)は生後間もなく母親と死別し、乳母に育てられるんですが、そのせいか仔馬のときは他の仲間と行動をともにすることもなく、ひょうひょうと過ごすんですよね。そのコが、武豊騎手と組んで、豊騎手のダービー初制覇を叶えるんです! 川﨑さんはいかがですか?
川﨑: 競馬ということではないんですけど、「行くに小路に由らず」です。わき道を歩まず、正々堂々と大道を歩きたいと常々、感じています。
六車: 「行くに小路に由らず」…。
川﨑: 論語の一節です。元管理者が使われていた言葉ですが、良いなぁって感じていたものですから、つい人に聞かれたら紹介しています。やはり役人っぽく堅いですね。
古谷、六車: いえいえ、そんなことないですよ(笑) 
秋田奈津子さんを司会に、鼎談後のローレル賞予想トークの様子
秋田奈津子さんを司会に、鼎談後のローレル賞予想トークの様子
今後の抱負
川﨑: 話も尽きないところですが、最後にこれからの抱負を聞かせて下さい。
古谷: 僕はホッカイドウを担当していますので、北海道の話をさせていただきますが、今月14日で今年度の競馬の開催は終了し、後は場外発売が中心になってきます。これまでのところかなり堅調で、現時点で目標をかなり達成しています。苦しい時期もありましたが、変革をやり遂げ続けることで見えてきたものがあります。成功事例をモデルケースとして、微力ながら今後も力になれたらと考えています。とにかく売上は大事です。売上が良ければ見た目も良くなるし、イメージも良くなりますからね。
川﨑: 今年度のホッカイドウ競馬の売上は驚くほど伸びていますよね。(注 平成25年11月18日現在。主催者発表では25年度は計画額比109.9%、前年対比116.8%)
古谷: 主催者とメディアと厩舎関係者が力を合わせれば、どんなことでも乗り越えられるということをホッカイドウ競馬が身をもって証明したと思います。
川﨑: 私もそのように思います。六車さんはいかがですか?
六車: 競馬は、本当に奥が深くて面白いと思います。ですから、私のようにロマンを楽しむもよし、お金をかけて楽しむもよしですが、競馬場そのものがアミューズメント施設として楽しめる場所、言い換えれば、大人の社交場になるといいなと思います。もっともっと洗練された場所として、そこにワクワク感があって、ファンに喜んでもらえるような施設やレースを目指していってほしい。ふるやっちもおっしゃってましたが、私自身もそうした競馬場づくりのお手伝いが出来ればいいなって思います。
川﨑: お二人のお話を聞いていて地方競馬の良さを発揮しながら、ますますファンに支持される施設として磨きをかけて行くことが求められているんだなぁと改めて受け止めました。もっと気軽に、もっと普段着でお客様が川崎競馬場へご来場できるよう頑張っていきたいと思います。
本日は、お忙しい中、有難うございました。
古谷、六車: ありがとうございました!

(了)

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